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母親は娘の話に意見しない(思春期娘との関わりの中で)

我が家は長女18歳(高3)と11歳(小6)の娘が2人いる。
長女は4月生まれなので、早々に18歳ということで成人してしまい(⁇)成人高校生として我が家で大きな地位を得ている。

そんな娘は高3ということで受験生であり、イライラすることも多く、最近はほぼしゃべらなくなってきた。
こちらは「お帰り」というが、ただいまの返事はない。
「お腹空いてる?」と聞けば、
ブスッと「普通」と答える。

普通の場合は私はご飯を普通によそい、塾の後の遅い夕飯の用意をしてあげる。
本人はだまって食べるか、スマホを見ながら食べたりする。

食事中はスマホを見ないこと、という昔のしつけはどこへやら。。。。
まあもうしつけする歳じゃないから仕方ないのかな。と少し虚しくなる。


そんな娘が突然「ねえ知ってる?透明の素材と色のついた素材って分子の量の違いが・・・・どうのこうの」と、化学専攻の彼女が話しかけてきた。
私は「お?」と思って、「へーそうなんだ?」としばらく彼女が習ってきたであろう化学の話を聞いていた。まあ聞いてもよくわからないし、真面目に聞いて質問でもしたら最後、「はー⁈ 意味わからない」などと質問にダメ出しされてしまうのでこちらは何も聞けないのである。
そのうち、私が「昔は電子って陽子の周りを回っているって習ったけど、今は雲みたいな電子雲って言うんでしょ?」っとちょっと会話らしく質問をしてみたら
「は?知らない」と。
そこから彼女の雲ゆきが悪くなってきた。

私は、ああ、またやってしまった。そっか、ただへーへーと聞けばよかったんだ。
私と会話をしたいわけじゃないんだ、と思った。

確かに、母親というのは娘にとって非常に都合の良い相手なのだ。
自分も母親のことを思うと、私の意見に反対などしてほしくない。
ただ「そうなんね」とか「へーどうしてそう思うの?」など私を掘り下げてほしいだけなのだ。

友達親子なんて100年早いんだ。
いやいや、さすがに私が80を超えたら優しくなるのかな?
私は自分の母には優しく接しているのかな?
今年82歳になる母には、もっと暖かく接してあげたいと改めて思った出来事でした。



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