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山王バースセンターでの流産手術1 入院準備チェックリストと病室の様子(画像付きレポ)

「残念でした」からの一週間

「今回の妊娠は、残念でした」
そう主治医に告げられてから一週間。
ついにこの日が来てしまいました。

おなかの赤ちゃんとさよならする日。

「手術」と聞くだけで、どれくらい痛いのか、次の妊娠への影響はないのか、何が原因だったのか・・。疑問はつきません。

私は山王バースセンター(SBC)という産科御三家とも呼ばれる病院で分娩予約をしていたため、そのままSBCで手術も受けることになりました。

インターネットで「山王バースセンター 手術」などと検索しても、ほとんどヒットせず・・。

幸せそうなお産のレポートだけでかなり病みました。。

検索魔になっているうちに、私も妊娠・出産のキラキラの面だけではない、SBCでの悲しい手術のお話もきちんと残したいと思いました。

まずはじめのこの記事では、入院準備~病室の様子をレポします。
記事の後半には山王バースセンターの病室の写真も載せています。

1.入院準備
2.病室の様子
-------------------------今回ここまで-----------------------------
3.
自宅出発~前処置~手術
4.いよいよ手術台へ
5.麻酔から覚めて
6.夫のお迎え、お会計
7.補足:絨毛染色体検査について

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この記事は全てわたしの実体験です。流産を体験した女性やそのご家族など本当に必要としている方だけに届けたい思いから、記事の後半(画像付きの部分)を有料noteとしています。なお、記事の収益を通して「ポコズママの会(https://pocosmama.jp/)」を応援しています。

※「ポコズママの会」は、流産・死産(人工死産)・子宮外妊娠・胞状奇胎・新生児死などの理由により、小さなお子様を亡くされたご家族同士の相互支援を目的として活動している非営利任意団体です。 

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入院準備チェックリスト

まずは入院準備です。
ネット上で集めた情報を基に、リストを作りました。
使ったもの、使わなかったものも合わせて書いてみました。
ご自身にあわせて調整されてくださいね。

入院グッズ(個室・日帰り入院の場合)
<使ったもの>
□ ショーツ型ナプキン
□ 携帯充電器
□ 筆記用具・印鑑(当日同意書へのサインがある場合)
□ 羽織もの
□ レッグウォーマー
□ エコバッグ・手提げ
□ 術後の経口補水液
□ ぬいぐるみなど安心できるもの

<使わなかったもの>
産褥ショーツ
タオル(大)
前開きパジャマ
歯磨き
文庫本
携帯ゲーム機
イヤホン
現金
母子手帳


使ったもののポイント

まず何より一番便利だったのが、ショーツ型ナプキン!!
今回の手術に向けて初めて使ってみました。

術後どれくらい出血があるか全くわからないので、とにかく全力でガードしておくことをおすすめします。
ショーツ型なので一度履いてしまえば、あとはベッド上ごろごろしても漏れません。失敗する不安も、ごわごわ感もなく、快適に安静を保つことができました。
術後はお買い物などにもなかなか出られないことがありますので、多めに買っておきました。術後しばらくはどばっと出血することがあるとの体験談を読んだので、買った分を使い切るまで約一週間はこちらを使いました。


流産手術の場合、ひたすら待ち時間が長いです。
入院時~前処置まで、前処置~手術まで、手術~術後診察まで。

しかも壮絶に孤独です。

私はスマホで家族と連絡を取ったり、同じ境遇の先輩ママさんたちとチャットしたりして気を紛らわして慰めてもらっていました。

ベッドサイドにもコンセントはありますが、医療用だったり場所が遠かったりして使えない場合もあるので、携帯型スマホ充電器があると安心です。

その他、薄い手術着に着替えてからの寒さが半端なかったので、羽織ものレッグウォーマーがあると便利だと思います。ちなみに内診台にあがるときは血がついて汚れるといけないからという理由で素足になりました。

また私の場合は内診台にスマホ、ハンドタオル、同意書などを持っていって先生に質問したり最後のエコー画像を録画したりしたので、小物をまとめられるエコバッグや手提げがあると便利でした。

寂しさ対策として、身体を温めたり家族と連絡を取るほかに、ぬいぐるみや写真、ブランケットなど自分がほっとできるものを傍に置いておくことをおすすめします。

私の場合は夫の体型がほぼベイマックス(ドラえもん?)なので、小さいベイマックスぬいぐるみを持っていき、ハグしたり撫でたりしていました。

手術前日0時以降は飲み物も禁止(喉が渇いたらうがいをしてくださいと言われた)なので、術後気が緩むと猛烈にお腹がすく&喉がかわきます。
絶飲食後なので負担が少ないOS-1など経口補水液からスタートするとよいのではと思い、小さいボトルのこちら↓を持っていきました。

術後すぐに売店に行けるような状況でもないので、少し口に含むものがあるといいかもしれません。
ちなみに山王バースセンターはお部屋に湯沸かしポットもついていたので、お気に入りのティバッグなどがあればほっとできたかもしれないなと思いました(それくらい終始寒かった)。


使わなかったものについて

入院案内には「タオル・洗面用具」との記載がありましたが、個室にも備え付けのものが置いてあり、使いませんでした。

また病室に到着してすぐ指定された手術着に着替えたので、パジャマや前開きのワンピースなどは不要でした。

待機時間が長いかなと思って暇つぶしグッズも持って行ったのですが、手術前の緊張や不安で手につかず、何も使いませんでした・・。ひたすらスマホを見たり、疲れてうとうとしたりしていました。ご自身に合った気分転換方法がある場合にはぜひ取り入れてみてくださいね。

手術費用の支払いは全てクレジットカードOKだったので、現金は使いませんでした。手術後に自費の絨毛染色体検査をするかどうかでも大きく金額が変わってくると思うので、心配な方は入院説明の時におおよその費用を聞いておくことをおすすめします。

母子手帳、自治体からもらった出産関連の書類などは何も必要ありませんでした。


病室の様子(画像付きレポ)

それではここからは山王バースセンターの個室の様子をレポします。
お部屋だけでなく、洗面台の備品などの写真もありますので、イメージが湧きやすいかなと思います。私の体験が少しでも不安を和らげることができるよう祈っています。

画像1

こちらは山王バースセンター個室の窓です。
優しい光が差し込んでいます。


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