MaCA (Mindfulness and Compassion Academy)
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Week 6-7 この先へ
一つ詩をご紹介します。これは、ポーシャ・ネルソンの「五つの短い章からなる自叙伝」です。この詩は、レジリアンスと予測の関係がとてもよく描れています。
マインドフルネスによって、人生において起こってくる様々な事柄に対してどう対応し、より多くの選択肢を持つことができるかを見ることができます。
私たちが、どうか多くの選択肢を持って歩むことができますように!
<五つの短い章からなる自叙伝>
Week 6-4 マインドフルネスと明晰さ
マインドフルネスを続けていると、「明晰さ(clarity)」 を得ることができます。
注意を今ここに向けることで、感情に縛られた余計な思考や感情から解き放たれ、現実に光が当たり、見えているものが、よりはっきりと見えてきます。
感覚的には、画素数が少ない写真と画素数が多くきめ細やかな写真の違いぐらいに、現実の見え方が変わったと言う方もいます。
水をのぞき込んでください、水は透き通っていて、綺麗
Week 6-1 脳が変化する
マインドフルネスを少し積み重ねるだけで脳に大きな変化がもたらされます。
マインドフルネスを短期間行った効果についての研究結果が報告されています。(Tang, 2007)
研究者らは、無作為に選び出した生徒に対して1日20分のマインドフルネスプラクティスを行いました。コントロールグループ(対照群)と比べて、プラクティスを行った生徒は、葛藤の解決など脳の注意統合機能(executive atten
Week 5-6 慈悲を養う(コンパッション)
「私の人生にあって欲しいものはコンパッション。それは、心からお互いに与え合うことによって、私とその人の間に流れるもの。」
〜マーシャル・ローゼンバーグ〜
私たち人間は、暖かい心の流れを感じることが可能な生き物です。
なぜなら、喜びや苦しみの両方を分かち合うことができるからです。
誰かの成功を祝福したり、友情を喜んだりすることで、絆が生まれ、人生がもたらして
Week 5-3 共感する脳
「マインドフルネスは自分への気づきを高め、他人をより思いやることができるようになる。」といわれています。
現在の研究で、この理論は脳の変化によるものと説明がつく段階にきています。
Tania Singer氏は、自分の思いを理解することと他人への慈悲(コンパッション)の関係について極めて重要な研究結果を挙げました。
科学的研究結果のレビュー記事からの抜粋です。
『初期の研究結果から、感情の可
Week 5-2 「聞く」というアート(マインドフルリスニング)
マインドフルネスは「自分や周囲の事柄に注意を注ぐ能力を高める」ことは既にみなさんご存知ですね。
それでは今日は、その注意を「聞く」「聴く」というチャンネルに合わせていきたいと思います。
他人との関係やつながりを深めることのできる資質を持つ人を”聞き上手”といいます。
「聞く」スキルが高まると、他人の経験、考え、そして価値を理解することができます。
あなたが心から何かを伝えなければならなかっ
Week 5-1 人との関わり
次のような機内放送を耳にしたことがある方はいらっしゃいますか?
「緊急時に酸素マスクが下りてまいります。まずご自分のマスクを確保してから隣のお席の方の援助をお願いいたします。」
恐らく皆さん聞き覚えがあるのではないかと思います。
これは「自分のケアを優先する」一例といえますが、この原則はマインドフルネスのプラクティスにもあてはまります。
マインドフルネスを初めて学ぼうとする人は、まず、自分
Week 4-6 自分をあたたかく見つめる(セルフコンパッション)
優しさや、思いやりを自分自身に向けて自分自身をあたたかく受け入れていくことをセルフコンパッション(自分への思いやり)といいます。
コンパッション(慈しみ、思いやり)の気持ちを「自分に向ける」セルフコンパッションという行いは、人によっては、実は、初めての経験で、新鮮さや、違和感を感じることがあるかもしれません。
セルフコンパッションは、限界や失意、困難に直面した時に、自分に対して優しさや労りに基
Compassion(慈悲、慈しみ、思いやり)を自分に向けてみるプラクティスです。