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InstagramDMが消費行動の一貫に。これからはDM活用もインスタ運用のカギ。

これまでInstagramは、情報収集ツールとして使用されることが多いツールでしたが、近年は若年層を中心に主要なコミュニケーションツ―ルや消費行動に大きく影響するツールになりつつあります。
今回は最近の世代のコミュニケーションスタイルの情報をまとめたうえで、
DMをうまく活用している事例なども紹介しています。

1.学生のコミュニケーションツールは”インスタDM”が主流に

Z世代と呼ばれる15歳~25歳の若年層では、「LINE」より、InstagramのDMがコミュニケーションツールとして利用されるケースが増えてきています。下記は、15歳~25歳の女性に「普段連絡を取り合うときに使用しているツール」のアンケート結果です。
(下記の画像はhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000048646.htmlより引用しております)

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上記の結果から(特に学生の間では)、家族や気の知れた友人とはLINEで連絡を取り合い、知り合ったばかり人やそこまで親しい仲ではない人とはInstagramやTwitterのDMを連絡ツールとして使う人が多いことが分かります。

SNSのDMはアカウントを特定できれば、連絡先交換なしで誰とでも連絡を取ることができます。特にInstagramではストーリーズの返信がDMでできるため、そこから仲良くなったり会話が続き、LINE交換に発展することもあります。
今やSNS(特にInstagram)のDMは若年層にとって重要なコミュニケーションツールと言えます。


2.過半数以上がDMから購買行動に

1.55%がDMきっかけで消費行動に

ホットリンク社が昨年7月に行ったアンケートでは、InstagramのDMを利用したことがあるユーザーの、55%がDMをきっかけに商品の購入や来店などの消費行動を起こしたとこがあると回答しました。
(画像はhttps://markezine.jp/article/detail/34010から引用)

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先ほどもありましたが、若年層を中心にDMがコミュニケーションツールとして主流となってきている今、DMきっかけで消費行動に出る人が過半数を超えるという結果は、今後Instagramの運用の中でもDMを通したコミュニケーションが商品の売り上げに大きく関係してくると言えます。


2.インスタきっかけで購入は6割越えの60.7%

また、アライドアーキテクツ社の、「SNSの情報をきっかけや参考に、初めて利用するECサイトで商品を購入したことがありますか?」というアンケートでは、「ある」と答えた人が60.7%でInstagramが最多でした。(画像はhttps://smmlab.jp/article/sns-research-2020/から引用)

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調査した5つのSNS全てで過半数を超えていることから、SNSが持つ影響力の大きさが分かりますが、その中でも唯一60%を超えたのがInstagramです。クリエイティブがメインのSNSということもあり、他のSNSと比較しても購買行動への影響力は高いことが分かります。


3.DMはアカウントの評価に繋がる”シグナル”

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Instagramはアルゴリズムが働くため、アカウント同士の親密度が高く評価されれば、発見タブに表示されやすくなるなどフィード投稿が表示されやすくなり、多くのユーザーの目に触れる機会が増加します。

InstagramのDMは、親密度を高めるアクションの一つとみなされるため、DMを活用することによってフィードやストーリーズの表示にプラスの効果が期待できます。
特にDMはいいねなどのアクションよりも親密度が高いと言われており、
DMを活用することで通常のフィード・ストーリーズ運用にも貢献できます。




4.海外ではDM活用で売り上げが4倍になった事例も。日本でも活用企業が増加中。

化粧品やスキンケア用品などを取り扱うブランド「L’ORÉAL」のマレーシア部門は、12時間に及ぶオンラインイベントを開催しました。その際、特定のハッシュタグを使用したユーザーと個別のメッセージでやり取りができて、さらにチャット内で購入できるシステムを導入したところ、24時間で一日平均売り上げの、約4倍の売り上げとなりました。

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※2 この画像はイメージです。
(参考:https://www-forbes-com.translate.goog/sites/tiffanylung/2020/10/31/how-conversational-commerce-helped-loral-achieve-one-month-of-sales-in-24-hours/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=nui,sc%EF%BC%89 )

日本でも事例が増えてきており、
ゆうこすさんがプロデュースしている「𝗟𝗮 𝗽𝗿𝗼𝘁𝗲𝗶𝗻 ラ プロテイン」
や、パーソナライズシャンプーの「MEDULLA」などが自動応答DMを活用した施策を行っています。
今後さらに活用する企業が増えていくと想定されます。

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5.最後に

これまでInstagramは、クリエイティブをメインとした情報収集ツールとして取り扱われることが一般的でしたが、近年は気軽に連絡を取り合えるコミュニケーションツールとしてや購買行動の一環としての利用が、若年層を中心にメジャーになりつつあります。
これからのインスタグラム運用にはDM活用も重要になってくるでしょう。




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