【2023年最新】Instagram「ストーリーズ型キャンペーン」事例まとめ
本ページでは、Instagramトレンドの変化や企業アカウントにおける有効的な活用方法、実際の活用事例についてご紹介します。
1.ストーリーズの利用率が増加
さまざまな年齢層のInstagramユーザー400人に、Instagramの各機能の利用頻度とその理由について調査したところ、8割以上の人がストーリーズを日常的に利用していることが判明。これまで主流とされていたフィードやリールよりも高い数値となりました。
1位:ストーリーズ:85%
2位:フィード: 80%
3位:リール: 61%
2.企業のキャンペーン施策もフィードから“ストーリーズ”へ
Instagramはプロフィールの統一感を気にしているユーザーが多いため、フィード投稿型のキャンペーンでは参加者が集まりづらいことも少なくありません。そのため、これまでのInstagramキャンペーンは「フォロー&いいね」が主流とされていました。
しかし、近年はストーリーズ型のキャンペーンを実施する企業が増加傾向に。ストーリーズはプロフィールに残らないことから統一感などを気にせずに投稿するユーザーが多いため、ストーリーズ型のキャンペーンを実施する企業が増えています。
3.ストーリーズ型キャンペーンの実施方法は“2パターン”
●ストーリーズ投稿型(UGC創出型)
①アカウントをフォロー
②ユーザーがメンション(@ID)を付けて投稿
‐メリット‐
統一感を気にせずに気軽に投稿できるため、フィードよりも参加ハードルが低く、多くのUGCが創出できる。
●シェア型(拡散型)
①アカウントをフォロー
②ユーザーがメンション(@ID)を付けて該当投稿をストーリーズシェア
‐メリット‐
X(旧Twitter)のフォロー&リツイートのように、シェアするだけで簡単に参加できる。
上記の方法で実施されたキャンペーン事例をご紹介します。
❶大阪中之島美術館(ストーリーズ投稿型)
開館1周年記念で実施されたキャンペーンです。
撮影OKの作品や建物の外観が投稿対象のため、キャンペーン感がなく自然な形のUGCを生み出せている事例だといえます。
❷Hulu Japan(シェア型)
こちらのキャンペーンは、気になる作品を選んでストーリーズにシェアするだけでキャンペーンに参加できるしくみになっています。
ユーザーはレビューなどの手間がなくシェアするだけでキャンペーンに参加できるため、企業側としてはオススメしたい作品が参加者のフォロワーに拡散されるといったメリットがあります。
❸SONY Music(シェア型)
人気音楽グループ『DISH//』の「birds (in 2022)」リリース記念で、Instagram・Twitter(現X)・TikTokでハッシュタグキャンペーンを実施しています。こちらはフィード投稿ではなく、音楽アプリからストーリーズに楽曲をシェアすることで参加できます。また、メンション(@ID)の代わりに指定のハッシュタグをつけて投稿するなど、これまでにない新しいキャンペーンだと言えます。
4.“AR”や“GIFステッカー”などのオプション施策
キャンペーンを更に盛り上げるオプション施策として、オリジナルのARやGIFステッカーを使うことができます。これらを使うことで単なるUGC創出ではなく、企業として訴求したいことやキャンペーンの意図をユーザーに知って貰うことができます。
実際に実施されたキャンペーン事例をご紹介します。
❶MKタクシー(ストーリーズ投稿型+AR/GIFステッカー)
①オリジナルのARフィルターで撮影してストーリーズに投稿、②投稿の際に指定のGIFステッカーを使う、③上記の両方を活用 のいずれかを取り入れることが参加の条件となっています。
❷ゼスプリキウイ公式(ストーリーズ投稿型+AR)
「ARキウイブラザーズ」のエフェクトを使って撮影、「#ヘルシーは楽しもう 」と「@zespri_ jp」をタグづけして投稿することで参加できるキャンペーンです。ARとハッシュタグを組み合わせた形式となっており、ARでユーザーの楽しみをプラスし、ハッシュタグでコンセプト訴求を行った企業目線とユーザー目線の要素を上手く使ったキャンペーンだと言えます。
❸すずめの戸締まり(ストーリーズ投稿型+AR)
日常の風景を「すずめの戸締まり」の世界へ変換できるInstagramのARフィルターで静止画または動画を撮影。「#すずめレンズ」をつけてリールまたはストーリーズに投稿することで参加できます。
長押し録画すると映画の主題歌が流れるなど、視覚と聴覚を使って映画の世界観を再現したことで、多くのユーザーから注目を集めました。
5.まとめ
今回は、Instagramの最新トレンド「ストーリーズ型キャンペーン」についてご紹介しました。
ストーリーズは利用者が多い、かつ24時間で消えることで投稿ハードルが低いため、これまでInstagramキャンペーンの課題となっていたUGC創出や拡散をバランスよく訴求できるキャンペーンだと言えます。
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