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【WEBマーケ本100冊】Vol.15:『寄り添うツイッター』(著:キングジム公式ツイッター担当者)のあらすじ

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 こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。
こちらでは、「数字に疎い心理オタクが、WEBマーケ関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、読破したWEBマーケ関連の本を紹介して行きます。

既にWEBマーケティングに詳しい方もそうでない方も、今後の本選びの参考にして頂ければと思います。


今回ご紹介するのは、キングジム公式ツイッター担当者さんの『寄り添うツイッター』です。

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基本情報

タイトル:寄り添うツイッター
著者名:キングジム公式ツイッター担当者(著者名なし、役職のみ)
初版発行年月:2020年3月
ページ数(大体):250pg
難易度所感〈五段階〉:★★★ 普通

 大和の適当あらすじ

 企業のツイッター運用の心得を、様々な経験値から丁寧に解説してくれる本。

全体の感想

 著者名が明らかになっていない、企業の役職名のみのWebマーケティング本と言う、少し変わった本です。企業の顔が前面に出ていますので、余り尖った話はありませんが、企業がこれからツイッターを運用して行く上で心がけるべきマナーやお作法を知る上で、大変参考になる本だと思います。

 特に、ツイッターはゆるくてニコニコ動画みたいな、やや陰キャ向けなSNSと言う印象がありますが(少なくとも僕の中では)、企業がそんなツイッターに進出する上で、どこまでフォーマルに、どこまでカジュアルにやっていいのかと言うのは悩みの種になるかと思います。そこの所をどうバランスを取ってやっていくのかは難しい所で、中々言葉で説明し辛い所ですが、そのいいお手本になるのがキングジムのツイッターです。

 また、基本的にこの本は売上をどう上げるかと言うノウハウ本では無く、ツイッター運用にこれと言った正解がある訳でも無く、自由に運用していいツールであることも強調されています。勿論、マーケティング的なポイントもあるのですが、リアルと同じように地道に交流を積み重ねて、ファンを少しずつ増やして行くのが、長い目で見て大きなプラスになるのだと教えてくれます。そうした、営業で顧客獲得が云々よりも、コミュニケーションと広報のお作法を学びたいと言う人に非常に向いている本だと思います。

 

大和の学びポイント


< 学びポイントまとめ >

★ツイッターは自分の言葉で
★お客様からの苦情は素早くフィードバックを
★ツイートで直接利益を得るのはモラル違反
★ツイッターは売る為の道具では無い
★おやつツイートは反応がいい
★ツイッターの画像は鮮度が命
★ツイッターは非リア充志向
★キャラ付けは必須では無い


< 各詳細 > 

★ツイッターは自分の言葉で
・・・企業のツイッターとなると、ついツイートの一つ一つをルールで縛りがちになるが、その一つ一つを自分の言葉で語ってこそ、親しまれやすくなる。そのリアルタイム感が伝わるように、もし不適切な発言をしてしまったとしても、ツイートを削除せずに、素直に謝罪のツイートをした方が良い。その積み重ねから、自分の言葉が磨かれるのである。

★お客様からの苦情は素早くフィードバックを
・・・企業のツイッター運用をしていく中で、商品に関する意見がDMで届くことがある。特に商品への苦情には迅速な対応が求められる。その場合、お客様である相手にはお詫びをした上で、必要があればお客様相談室へご案内すること。また、それと並行して開発担当部署等の現場に素早くこのことをフィードバックすること。それ以外の厳しい意見については、まともに受け止めると疲弊するので、気にし過ぎないと言うことも大事である

★ツイートで直接利益を得るのはモラル違反
・・・企業のツイッター運用に当たって、ツイートを通して利益を得ることは、基本的にモラルに反する行為に相当するので注意するべきである。フォロワーからの自発的なプレゼントが、社会通念上問題の無い範囲であれば、そのまま受け取っても良い。しかし明らかに高価なものだった場合等は、法務担当等に意見を仰いだ上で、丁重にお断りするのが、基本的な対応である。

★ツイッターは売る為の道具では無い
・・・基本的に、ツイッターは売る為の道具では無い広報は認知してもらうこと、広告・宣伝は売ることが目的だが、キングジムのツイッターの目的は広報であって、広告・宣伝では無い。ツイッターで売ろうとすると、消費者はその色気を敏感に見抜くので、短期的には成功しても、長期的にはデメリットの方が大きいものである。なので、売ろう売ろうとするよりも、地道に交流してファンを増やそうとした方が、長期的には遥かにプラスになるのである。


これより先は有料コンテンツとなります。価格は150円ですので、更にサクッと学びを深めたい方は是非ご購入下さい。

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【WEBマーケ本書評】超ネタバレ!WEBマーケ本100冊読破&書評まとめ


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