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占い配信での価値観が変わった以上,占い師側も防衛をしないといけない

※3ヶ月前に書いて公開するのを忘れていた文章となります。

最近はめっきり占い配信をしなくなったなーと思っております、占い屋はるです。
占いをやっている人は読んでみると良いかもしれません。

普段はspoonという配信アプリで占い配信をしておりますが,アマ・プロ関係なく占いというコンテンツを武器に配信している人がとても増えてきました。
コロナ自粛の影響もあるのかオンライン上での占い師の数が飽和してます。

正直な話,youtubeとかだと占い配信が多すぎて昔からやってる大手さんはともかく,新たに参入した占い師は全く太刀打ちができない状況です。

もはや占い師の供給が多すぎて需要がないという現状になってます。

配信で占いをしようとすると,占いに対する価格破壊というレベルではなく,占いに対価を払うという価値観が消滅しかけています(ココナラとかミラーとか占いを求めている人たちが探してくる場所は依然として変わりないですが)。

さらに占いの本質である,占いという媒体を通じてその人の現状や問題に向き合い解決に向けた道標や背中を押すという行為そのものが変わっています。
配信での占いとはただのおもしろコンテンツ,共感・同情してくれる場に変わってきてしまいました。

当たり前の話ですが占いを本当に求めている人や何かしらの答えを求めている人は最初からココナラやミラーなどの有料のサービスにいきます。配信の占いを求めてくる人は占いというものに高いお金を払いたくはないけれど,占いというコンテンツに興味があるという人や同情・共感をしてほしい,話をただただ辛かったねーって聞いて欲しい人だけです。

ここでやっとタイトル回収ですね。占い配信での価値観が変わった以上,占い師側も防衛をしないといけません。

配信をしていると,入ってきて挨拶もなしに占いやってくださいの一言をいう方が1回配信すると3人くらいは現れます。

そのため占い自体をお断りするという形で占い師側が防衛をする必要が出てきました。

挨拶もなしに占いやってくださいと言われることに正直,驚きを隠せません。というのもタイトルにゲーム配信やあつもり中,占いやりませんと書いていても頼まれるのですから。
まあ百歩譲ってそれは構わない。名前に占い屋と書いているのだから占いをやっているだろうと思われても当然です。

本当に占いを避けたいなら占いっていう単語を名前から消すべきですね!

ただ挨拶もなしに占いしてくださいと頼まれても???としかなりません。

カフェに行って定員さんがいらっしゃいませという前に勝手に席についてコーヒーと一言だけ述べますか?
CLOSEとなっているお店の扉をあけてご飯食べさせてください!というのか?
やっていることはそれを同じです。

あなたと私は初対面だ。せめて挨拶をするとか占い受け付けてますか?と聞くべきでは?
挨拶もせずに占いしてと言うような礼節の欠けた人に言われてもやりたいとも思いません。

そしてそんな人に占いをやっても効果はないし,なんの意味も持ちません。
礼節が欠けている人は礼節を知らない人もいますが,大半は気持ちの余裕がない人たちです。
そもそも占いとはその人の問題に対して占いを通じて向き合い,進べき方向を示すものだと思っています。

しかし配信にやってきて突然占って欲しいという人たちが求めているものはこれ以上,自分が傷つかない,安心できる場所を求めています。

言い方を変えれば,その人は占いを求めているわけではなく自分にとって都合のいい言葉を砂糖をまぶしてさらにまぶした優しい言葉を吐きかけて欲しいだけです。

現実に向き合わせるような結果や,同情・共感をしていない言葉を伝えたとしても受け入れないし,怒って去っていきます。

怒って去っていくだけならいいけれど,口コミやツイッターなどで荒らしていく人もいます()

そこで占い師側が寄り添うとかただ愚痴を聞いたり,共感をしたりすることが問題なくできるのであればここで解決です。

ただこの記事を読んでいるということはそういうことはしたくない,できないという人のはず。

サービスを提供する側が忘れてはいけないのは我々は奴隷じゃないしお客は神様ではないということです。対等な存在です(表面的には対等でも内心ではこちらが上という気持ちでいるべきですが)。

しかし対等な関係を望めない以上,占いをお断りするしかありません。
相手はこちらの話を聞くつもりも占いを通して現実と向き合うつもりもありません。

そんな人に占いを提供しても何の意味も効果もなく,時間とエネルギーの無駄です。
なら占い師が自分を守るためにも占いをお断りするしかない。

結局のところ,占い師というものが供給過多になってしまっている以上,配信での占いというものは向いていません。

冒頭にも書きましたが,配信での占いに対して対価を払うという文化すらも消滅しかけています。
占いで少しでも収益をあげたいというなら配信というサービスを避ける方が無難です。

それでも配信での占いという手段を選んでしまったのであれば,仕方がありません。

配信での占いを入り口にして,配信のみで完結させるのではなく,出口を別で用意させてあげる必要があります。

その話はまたどこかで

最後までお読みいただきましてありがとうございました!


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占い屋はる
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