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5ミニッツ コーチング スナック 『必要な情報は勝手に目に飛び込んでくる【RAS】のカラクリ』 

こんにちは、藤田です!

今回もコーチングでよく使われる用語を、日常でも活かせる形で解説していきます。

5ミニッツ コーチング スナックについての概要はこちらをご覧ください。



今回のテーマは 【RAS】 です。


超高性能フィルターのRASとは


このRASとは
Reticular Activating System(レティキュラー アクティベーティング システム)の頭文字をとった略称で

日本語では脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)

と言います。


専門用語すぎて意味不明ですよね。
私も始めて聞いたときは???でした。笑

ですが、中身は簡単な話で、脳の機能だと思ってください。

どんな機能かというと

私たちが受け取るあらゆる情報に対して、自分が無意識に重要だと感じるものだけを取り入れて、それ以外のものは遮断する機能です。

例えるなら
超高性能な脳のフィルター機能ですね。

わかりやすい例で言うと「カクテルパーティ効果」というものがあります。


これは人が込み合っているパーティの場でも、対面して話している人の声だけを正確に受け取り、それ以外の雑音や後ろの人の話し声などを受け取っていないような状態です。

RASが働いて相手の声以外の音に対してフィルターが働いているということです。


コーチングとどんな関係が?


このRASは自分の重要度が高い情報だけを脳に入力する機能です。

ということは、自分の重要度が変わると受け取れる情報も変わるということです。

今まで見えてなかったものが見えるようなことを
コーチングでは 「RASが発火している」 と言ったりします。

この重要度が変える行為が、コーチングではゴール設定なのです。

今まで想像もしなかったゴールをコーチと設定すると
見ている世界が変わらなくても、目に飛び込んでくる情報が変わります。

「今までとは世界が変わって見える…」

という言葉はこんな時に出てきます。

とはいえ、そんなことを言われても実際に経験したことがある人でないとわかりませんよね。


ですが、このRASの発火をあなたも感じたことがあるかもしれません。


例えば、初めて赤ちゃんが生まれた時。


同じ街を歩いても、やたらと他の赤ちゃんが目に入ってきませんか?

「こんなに赤ちゃんって多かったっけ??」

と感じるかもしれませんが、赤ちゃんの数が急に増えているわけではありません。

あなたの赤ちゃんが生まれる前からあなたの周りには同じくらい赤ちゃんはいたのです。

でも見えていなかっただけ。

しかし、自分に子供が生まれたことで脳の重要度が変わり、赤ん坊に関する情報が目に飛び込んでくるようになったのです。

これが赤ちゃんに対してRASが発火しているということです。


これがゴールに対しても起こります。
そして、RASを発火させるのに大事なことは

責任性があること

子供が生まれれば親としての責任が生まれます。

そして、ゴールには責任を伴う決断が必要なのです。
なんの責任も取らず、ただ楽にしているだけではRASは発火しません。


では
「絶対に今年中に英語を話せるようになる!」

といったゴールを決めたとして、
クレジットカードを握りしめていつもの駅前に出てみてください。
(お金を払うという責任)

今までは風景の一部だった英会話塾の看板がやたらと目に飛び込んでくるはずです。


重要なことはゴール設定と決断が先で
プロセスや手段はあとから見えてくるということです。


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