4月1日の悪夢の話
去年の3月31日、にじさんじ所属のバーチャルライバー、元暗殺者でエージェントのセラフ・ダズルガーデンはこう告げていつも通りの配信を閉じた。
「俺の言うこと信じちゃいけないよ」
そして日付が変わり、4月1日エイプリルフールを迎えた瞬間にそれは起こった。
“Seraph”のアカウントが“Ares”という名前へと変貌したのである。
⚠Attention
ミステリーに犯人はいても、作品に完全解は存在しないと思っているのでこれはいちファンが勝手に投稿しているだけのものになります。
本人やその関係者、えにからに直接問い合わせることはやめてください。
-Aresとは?
4/1 0:00~12:00にセラフ・ダズルガーデンのTwitter にて確認された名前。
アイコンは一見真っ黒に見えるが明るさを加工することによって以下の特徴を持つ少年が確認された。
・黒い長髪
・赤い目
・黒いフードを被っている(裏地は赤)
・首に包帯やチョーカーのようなものをつけている
同日12:00にYouTubeにてプレミア公開された 悪夢/キタニタツヤ(Covered by セラフ・ダズルガーデン)にてアイコンと同じ少年が登場。
イラストレーターでありセラフのママであるボダックスさんがキャラクターデザインを担当しており名前は『セラフ・ダズルガーデンくん?』と表記している。
https://twitter.com/Bodaxdesu/status/1642039263108931586?t=1I-JRhAkEz6QzO9qqg-oWg&s=09
-Aresの行動
セラフのツイート
3/31 23:46
作業めっちゃ順調に終わった!!
鼻かみすぎたかも知らんが若干あたまいたいぞ
早めに寝ようねおやszzzZzzzZzZZzzZzzZZ
https://twitter.com/SerAph_DazZ/status/1641814257842159617?t=wxBG-hP_73GKb6E5zi2HYA&s=19
*
4月1日 0:00
『確認作業に移ります。
ターゲットは計13名。
作戦開始は午前3:00を予定。
目標の位置は常に補足(捕捉)しています。
はい。問題ないです。
いえ、俺1人で十分です。
ではこれで。』
1:26
13人相手なら、どうしようもなくなるかな。
1:47
だめ。俺がやらないと。
3:00
『任務を開始します。』
3:05
俺1人が背負えばいい。
他の誰にも…
4:04
あと2人か。
任務は滞りなく遂行される。
5:26
あと1人。
また俺は生き残ってしまう。
6:05
結局は死ぬのが怖いんだ。
情けない。
一丁前に苦しそうにしてるんじゃねえよ。
7:08
『任務、完了しました。
はい、問題ないです。
送信した座標に清掃員の派遣、よろしくお願いします。』
8:12
もう疲れた。
10:25
こんなこといつまで続けたらいいんだろう。
11:22
もう昼になるな。
家帰ったらご飯食べて寝よう。
寝れば少しは紛れるだろう。
11:46
もうやめてもいいんじゃない?
11:47
やめてどうなる。どうせ変われやしない。
11:48
でも辛いでしょうに。
11:49
うるさい。じゃあ他に誰がやるってんだよ。
11:50
きっともっと幸せな生き方がある。
11:51
そう信じて何度絶望したと思ってんだ。
11:52
止まない雨はない。希望はあるよ。
11:53
じゃあ今すぐこの雨をどうにかしてくれよ。
12:00
YouTubeにて 悪夢 / キタニタツヤ
Covered by セラフ・ダズルガーデン
プレミア公開
(公開後数分してTwitterアイコンと表記が元に戻る。)
*
セラフのツイート
12:11
おはーー!
寝すぎたのかなんか頭ガンガンすわ
久しぶりに体調くんご機嫌ななめかな
本日任務DAY~
ちなみに任務の進捗を図にするとこうなる。
後になるにつれて標的が強くなったか、或いはAresの手に鈍りが出たか、いずれにせよ始末に時間がかかっていることがわかる。
セラフ・ダズルガーデンと-Aresの関係性
セラフ本人と-Aresとの関係性は完全には明らかにされていない。
セラフ本人は23:46に就寝ツイートを
12:11におはようツイートを送信している。
セラフ本人はエイプリルフールに参加できなかったことを悔やむようなツイートを投稿していた。
「悪夢」coverに言及することは一度もなかったうえに、本人が作成したYoutubeチャンネルの歌ってみたリストには「悪夢」のみが含まれていない。
セラフ歌ってみた(ソロ)再生リストhttps://youtube.com/playlist?list=PLDEdCEOks-a6La26VS-ZysQUsfa4Qa2yh&si=t6yulvioV40eDWJN
4/3日の雑談では、リスナーからの体調を訊ねる声が何件か観測できた。セラフの答えはこうだった。
『まじで元気になった。あれなんだったんだろう?昼頃にはよくなったよ。旅行前だったから焦った。このまま体調がよくならなかったらどうしようかと思った』とのこと。
午前に起きたことはセラフの夢の中の話(もしくはあったかもしれない架空の世界)であり
セラフ本人の無意識下で行われていた出来事を我々が観測しただけにすぎないとも感じ取れる。
セラフ本人からの言及がないのでこれらを観測しただけのリスナーからは是とも非とも言えない。
バーチャルの世界に
何でも創れてしまう仮想の世界には、必ずしも正解と言えるものはないのかもしれない。
夢は鮮明で、かつ混沌であり、現実と夢との境目が判断しにくいものが多数ある。
故人が元気に話しかけてきたり、知らない場所をアニメのキャラクターと歩いていたり、或いは愛しい人がぱたりと消えてしまったり。
経験したことがある人もいるのではないだろうか。
最後に、その後に行われた歌枠後の雑談でセラフが夢について話したことを書いてこの記事を締めることにする。
(ドリームレス・ドリームス / はるまきごはん についての話抜粋)
「夢の終わりで眠ればいい」ね「望む世界で、望む世界の中だけで眠ってしまえばいい」とかあったりしてね。
そんな望む世界、俺の望む自分の望む世界最後までちゃんと聞いてくれますか?と
そのまま夢の中でいたいだから、だから夢から覚めたくない。
なんで夢から覚めたくないのか、理想の世界じゃないないからだよ。
でも理想の世界じゃないけど「こんな続きを愛してほしい」って言って終わる。
いや~良いですよね歌詞。
Fin