見出し画像

藤井フミヤのライブ生配信視聴しました!

2021年7月10日、パシフィコ横浜で有観客で行われた藤井フミヤのライブの生配信を観た。
「ACTION」と名付けられたツアーのファイナル公演、もちろん会場に行きたかったけれど、キャパの半分しか観客を入れられないということもあり、チケット取れず。生配信していただけるということだったので、配信チケットを購入した。

フミヤのファン歴は、彼がチェッカーズ としてデビューした頃からなので、かれこれ37〜8年(?!)になる。
ただ、ファンクラブに入ったことはなく、コロナ禍でライブの収容人員上限が減っている今、それがチケットを取れない一因となっているとも考えられる。
いまさらながらファンクラブに入る? 悩ましい問題である。
コロナ以前はファンクラブに入らずとも、毎年2〜3本はチケットが取れてフミヤに会いに行けていた。
それはフミヤがツアーをするたびに全国でかなりの数の公演数をこなすからだ。
今回の「ACTION」ツアーも、昨年10月31日から始めてファイナルまで、中止も延期もあったそうだが、計40本だと。
本日2021年7月11日で59歳よ。還暦一歩手前よ。上には上がいるとはいえ(矢沢さんとか小田さんとか桑田さんとか)、足掛け10ヶ月ひとりで歌って踊って40本はなかなかの体力と気力である。

このツアーの目玉は、初期のチェッカーズ の曲も演るということだった。
初期の、アイドルさながらの人気があった、社会現象とまで言われたチェッカーズ の楽曲は、作詞・売野雅勇 作曲・芹澤廣明コンビが作っていた。多くの人がチェッカーズ の楽曲として認識している初期のそれらの楽曲は、藤井フミヤがソロで活動するようになってから最近までほとんど公に披露されてはこなかった。チェッカーズ のメンバーがセルフプロデュースした楽曲については、もはやチェッカーズ の曲なのかフミヤのソロ曲なのかわからないほどセットリストに紛れているが、頑ななほど初期の楽曲は演っていない。
今回それらをあえてセットリストに加えるにあたり、わざわざ芹澤先生に許可をいただいた、とツアーパンフには書いてある。
チェッカーズ にとって、そしてそのボーカリストだった藤井フミヤにとって、デビューからのロケットスタートを形作った初期の楽曲は、いろいろな意味で特別なのだろう。

そして当時からのファンである私。初期とは言わず、チェッカーズ の10年間に発表された楽曲は脳と身体に刷り込まれちゃっていて、イントロを聴けばタイトルが出てくるし、もちろん歌えるし、何ならコーラスもできるし、各楽器のフレーズも頭の中で鳴っている。
「星屑のステージ」「ジュリアに傷心」「ティーンネイジドリーマー」「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」…といった、まさに売野/芹澤コンビ曲のみならず、「Rollng my Stone」「100Vのペンギン」といったアルバムにしか収録されていない曲であっても同様に脳と身体が反応する。

そう、チェッカーズ は私の青春の残像なのである。

それらのチェッカーズ の楽曲が今も藤井フミヤによって歌い継がれ、決して古びていないことを思うと、私はチェッカーズ はもっともっとミュージシャンとして評価されてしかるべきと主張したいのだ。当時もそして今もフミヤについていっているファンの皆さんは、ある程度そのことをわかっていると信じたい。
今のフミヤが歌うチェッカーズ は昔のままに聴こえて、そう聴こえるということは実はもっと進化しているのだと思う。バンドメンバーも違うし、完コピでもないし、今聴いてカッコいいと思えるように進化している。フミヤの歌も、弟の尚ちゃんのサックスも、当時よりはるかに円熟味を増している。

そりゃあ、オリジナルメンバーの今の演奏を聴きたい気持ちはある。でも、それはもうどうしても叶わない、、、

今回のライブのセットリストには、他にも魅力的な楽曲が詰まっていた。
バラードコーナーでは、もうほぼライブの定番と言っていい「Another  Orion」と「True  Love」。この2曲を聴くと、その日のフミヤの調子がわかる。
そしてラストに向かうロックンロールチューンでは最近出した「WE  ARE ミーハー」と「GIRIGIRIナイト」で盛り上がる。「NANA」はチェッカーズ のセルフプロデュースシングル第1弾でありながら、もはやフミヤのライブの定番となっている。そしてラストソングに「ギザギザハートの子守唄」を持ってきて、声を出せない会場の皆さんは精いっぱいキラキラサイリュームを回して盛り上がっていた。
アンコールに「涙のリクエスト」をつなげ、最新アルバム(といっても発売は19年7月)「フジイロック」の中から「言葉しかないLove  Song」を歌い、最後はソロデビュー最初のアルバム「エンジェル」からタイトル曲である「エンジェル」を演って終わった。

そういう意味ではチェッカーズ デビューからソロデビューを経て今日までの38年にも及ぶミュージシャン人生の最初から最新までを網羅したセットリストだったわけだ。
いやいや持ち歌はいったい何曲あるのだろう? 数えたことはないけれど、毎度の曲もお久しぶりの曲もあって、本当にいつも楽しませてくれる。

最後にバンドメンバーの紹介を。

ギター 沢頭たかし
ベース 山田Anthonyサトシ
ドラム 大島賢治
キーボード SUNNY
サックス/ギター 藤井尚之。

中止や延期があって最初のメンバーとは変わっているらしいけれど、素晴らしい演奏でした。

次は必ず会場に見にいくからね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?