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ロンドン駐妻がSOASのELASコースを大発見する

英語力不足に加え帰国の可能性が出てきて、進退窮まれりと思われたロンドン駐妻みなぞう。

※ここまでの経緯を知りたい方はこちらを。

趣味といえど、やる気になっていた「海外で大学に通ってみる」を完全に諦めるか、捨て身で強行突破するか。

そんな時に運命の出会いがあった。

SOASとの出会い

大学院コースを調べていた時には候補に入っていなかったSOAS。

クイーンメアリーと同じくロンドン大学に所属しているカレッジで、正式名称 the School of Oriental and African Studies。

SOAS自体について今回は詳しく書かないが、名前の通り東洋やアフリカといった欧米外の文化人類学・地域研究・開発学などがメインのカレッジ。

そんなSOASのことを知ったきっかけは、妹の職場の同僚の方であった。

その方は過去にRoyal Holloway University of Londonへ大学院留学をされた経験があり、思いつき留学を試みる愚の骨頂ともいうべき駐妻へたくさんのアドバイスをくださった。長文のお手紙をくださったことも。

その方はRoyal Hollowayへ通う前、同じく英語で苦戦してSOASのあるコースへ通ったとのこと。

そのコースを調べてみたら、自分のモヤモヤしていたことがすべて解消された気がした。

ELASコースとは

SOASのELAS・・・

よく小馬鹿にされる「コンセンサスをコミットするアジェンダ」みたいな雰囲気になってしまっているが、

SOAS(the School of Oriental and African Studies)という大学のELAS(English Language and Academic Studies Programme)というコースである。

私がこのコースに心惹かれた理由。

・専攻コースの勉強を主体にしながら英語授業も受けられる
・3か月で1ターム×3の構造になっている
・2ターム以上取るとDiplomaという学位が取得できる

英語が全然できないながらも、英語をひたすら勉強するより英語で何か学ぶことで英語力を伸ばしたい、という願いが叶いそう。

しかも、帰国になった時のダメージを最小限に抑えられる。(1タームが3か月なので、帰国になったとしても内容の中途半端さも捨てる学費も大学院よりまし?)

ちなみに、もちろん大学院のマスターと全然違うのは分かっているが、客観的に残る学位がもらえるのも嬉しい。

決め手となったのは

どうも英語ができないし帰国だし、と言い訳がましく妥協案のように思われるかもしれない。

が、決め手となったポジティブな理由もある。それは大学の雰囲気である。

思いつき駐妻留学のいいところ、それは街の雰囲気を含め実際に大学を見学して決められることだ。

結局入学できなかった身分で本当に書くか躊躇われる。どうかクイーンメアリーに通った方、通う方に見られないことを願う。

万が一のことがあるかもしれないので、呼びかける。

・・・いらっしゃったら離脱して頂けたら幸いです。

離脱されましたか。

ふう。

正直、出願前からクイーンメアリーの大学および周辺の雰囲気にどこか良くない印象を抱いていた。

よく知られていることだが、ロンドンは東の方がセントラルや西の方とかなり趣が違う。

ここまで書いたのであとは察してほしい。

ただ、ロンドン滞在歴も長くなくそこまで土地へのイメージもない。さらには大学院も選びたい放題というわけでもない私はどこか「こんなものだろう」と自分に言い聞かせていた。

しかし、SOASを見に行って「ここに毎日来たい」と思ってしまったのだ。

大英博物館のすぐ近くにあり、周りはロンドン大学のなかでも巨大なUCLや他の大学もちらほら。ロンドン大学の本部やロンドン大学図書館がはいっている校舎でも授業が受けられる。近くにはちょっとした公園もあるし、少し歩いたりバスに乗れば割とどこにでも行ける。


さて、今ちょうどPTSDなどトラウマから解放されるためのEMDR療法なる心理臨床の本を読んでいる。

人間つらいことというのは「生き延びるために」忘れてしまう。

しかし、「なかったことにする」のではなく「つらかった、でも今は大丈夫、と認めてあげる」ことで解放される。のだとか。

トラウマとは無縁な、好き勝手な行動をしていたのはわかっている。

ただ、私も自分の行動を思い起こし書くだけで、自分の思考や行動の支離滅裂さに驚いている。

思い出して恥ずかしくなって「うわあああ」となる感じ。

でもこれを取り繕ったり嘘を話すのではなく、「支離滅裂だったよ、でもやりきった後の今は満足しているよ」としたい。

何の話だったか煙に巻いたところでまとめると、私はSOASに通うことにした。







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