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ヒトラーを知る映画3選

はじめに断っておく。以下で述べる映画を観ることでヒトラーを知れるとは言えない。しかし、第二次世界大戦下、一体どんな人物が政権を掌握し、ドイツ国民を熱狂させたのかを知ろうとすることは、選挙権をもって政治家を選ぶ権利のある私たちには大切なことではないだろうか。二度と同じような過ちを犯さないために。

1.ミケランジェロ・プロジェクト 2014年

第二次世界大戦末期、ナチスが侵攻国美術作品を繰り返すのをアメリカの特殊部隊が阻止しようとする実話を元にした物語。ホロコーストばかりに注目がいってしまうが、ヒトラーは元々芸術家を目指していたこともあり美術品まで奪取しようとしていたらしい。この事実は本作を通し初めて知った。
なお、監督・脚本・制作・出演はジョージ・クルーニーで、マット・デイモンも出演。

2.ヒトラー 〜最後の12日間〜

こちらも舞台はドイツの敗北が目の前に見えていた第二次世界大戦末期。ヒトラーの秘書の証言と研究書を基に製作された。舞台は文字通り、ヒトラーが自殺するまでの12日間。ヒトラーは家族と共に地下要塞に避難していた。正常な判断を既に下せななくなっていたヒトラーが自殺するまでを描く。驚いたのは、側近の家族、子供たちまでもが死を迫られたことだ。母親が手を下す様子には心が締め付けられた。

3.帰ってきたヒトラー

コメディとしてヒトラーが題材になっているのこれだけではないだろうか。現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人としてマスコミに取り上げられ、市民を扇動していく物語。ベストセラー小説が基になっている。ヒトラーの話術がどのように市民を迫害思想に導いたのかよくわかる内容だった。全体的にはコメディ映画のため笑いの要素が多いが、返ってそれがとても恐ろしい事に気付く。


番外編

劇画ヒットラー 

本屋に寄った時にふと目に留まった漫画がこれ。
水木しげるが描いた『劇画ヒットラー』。
ヒトラーは一体どんな人だったのか、どのように私たちがイメージするヒトラーとなっていったのかが描かれる。
ヒトラーの取り巻きとヒトラーとの関係もよくわかる一冊だ。

Netflix ヒトラーの共犯者たち

これは視点をヒトラーの側近に焦点を当てたシリーズ。
ナチスのリーダーたちがどのようにヒトラーに取り入り、権力を手に入れ、どのように衰退していったかがわかる。
側近からの視点に立つことで、ヒトラーの人間性が窺える作品だ。

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