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とくにたくさんの人に読んでもらいたいわけでもなく、魅力的な文章を書きたいというわけでも…

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とくにたくさんの人に読んでもらいたいわけでもなく、魅力的な文章を書きたいというわけでもなく、ただ素敵な時間だなと思った出来事を気が向いたら心の赴くまま投稿できたらと思います。

最近の記事

JNOみなとみらい公演

2024年3月23日(土)みなとみらいホール25周年音楽祭の新曲演奏会に反田恭平さん率いるJapan National Orchestra(以下JNO)にとして出演させて頂きました。 JNOへの参加は初めてでしたが、それはそれは素敵な時間となりましたのでここに記しておこうと思います。 3月19日から24日の6日間みなとみらいホールでは25周年音楽祭が開催されており、JNOのメンバーを始め、沢山の豪華な演奏者が音楽祭を通してとても興味深い演奏会が多数行なわれておりました。

    • 第2回鵠沼音楽アカデミー

      2024年2月14〜18日の5日間鵠沼音楽アカデミーにアカデミー生として参加させて頂きました。 このアカデミーは去年から開催されており、ヴァイオリニスト白井圭さんの元で室内楽を通して音楽を学ぶアカデミーです。(学ぶというとなんだか受け身だが、このアカデミーはもっと能動的なもので、違う最適な言葉がある気もします。) アカデミーは事前に50人程から10人程に音源オーディションによって参加者は絞られ、その中で2〜5重奏のグループに配属され室内楽を組みアカデミーは進行されます。

      • 2024.2.7 Trio concert

        2024年2月7日クラリネットの近野と主催した自主企画、trio concertが終演しました! とても沢山のお客様にご来場頂き、演奏会の雰囲気も良く、演奏者としてもとても有意義な時間となりました。 ご来場誠にありがとうございました。 スタッフの方々も頼れるお二方にお願いしたのですが、予想を遥かに超える対応をしてくださり(失礼?笑)円滑に演奏会を進める事ができました。 近野さんは日頃カルテットでの活動など沢山一緒に演奏してますが、今回はtrioやduoという事でお互いの

        • 無言歌集より/F.メンデルスゾーン

          無言歌集は、ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)によって作曲された一連のピアノ独奏のための作品集である。 ドイツ語の原題では“Lieder ohne Worte”(言葉のない歌)である。「無言歌集」と題して出版された曲集は、作品19、作品30、作品38、作品53、作品62、作品67、作品85、作品102 の全8巻があり、それぞれ6曲ずつ、計48曲の「無言歌」を収めている。 全部で48曲残された「無言歌」は、当時のドイツ・ロマン派音楽の中で作曲

        JNOみなとみらい公演

          2つのクラリネットの為のソナタ/F.プーランク

          2つのクラリネットのためのソナタFP 7は、フランスの作曲家フランシス・プーランク(1899-1963)が1918年に作曲した、クラリネット2本による二重奏のためのソナタ。 第一次世界大戦の終結が目前に迫った1918年1月17日、プーランクは徴兵を受けることになった。フランスのヴァンセンヌに拠点を置きながらもパリの芸術との交流を欠かすことなく、彼は穏やかに作曲家としての道を歩き始めていた。 『黒人の狂詩曲』で一定の成功を収め、ピアノ曲『3つの無窮動(ノヴェレッテ)』の初演で

          2つのクラリネットの為のソナタ/F.プーランク

          ポーギーとベスより/G.ガーシュウィン

          『ポーギーとベス』は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)が死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラである。様式から言うとミュージカルの先駆的な存在である。 サウスカロライナ州チャールストンの小説家、エドワード・デュボーズ・ヘイワード(1885-1940)は1925年、自身の住むチャールストンを舞台にした小説『ポーギー』を発表し、1927年に舞台化した。ガーシュウィンは、兄のアイラ、作者のヘイワードと共にこの作品のオペラ化に取り

          ポーギーとベスより/G.ガーシュウィン

          ロマンツェ/M.エリザベス

          本作の作曲者の本名はマリア・エリザベス・フォン・ザクセン=マイニンゲンである。 CDや楽譜で彼女の名前を見るたびになんとも長い名前だといつも思っていたが、この当時のドイツでは貴族が名前のあとに出身地を明記することが多かったようだ。 要はザクセン=マイニンゲン公国のマリア・エリザベスです。ということになる。 19世紀後半のドイツでも最高とうたわれた管弦楽団を抱えていたのが、 マイニンゲンの宮延だった。 ゲオルグ2世の統治下の時代に規模を拡充し優秀な音楽家を招くようになり、18

          ロマンツェ/M.エリザベス

          協奏的二重奏曲/C.ベールマン

          カール・ベールマン(1810-1885)は、ドイツのミュンヘン出身のクラリネット奏者、作曲家。 彼は著名なクラリネットの名手ハインリヒ・ベールマンとヘレン・ハラスの息子として生まれた。子供の頃、彼は父親からクラリネットとバセットホルンを教えられた。14歳の時からミュンヘン宮廷オーケストラで時折演奏し、22歳にはその2番クラリネット奏者に任命された。1834年に父親がオーケストラを引退すると、カールは父親の後を継いで首席クラリネット奏者となった。彼は1880 年に退職するまで

          協奏的二重奏曲/C.ベールマン