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保活で泣きそうになった話【後編】

◆保活リストの作り方

さて、今回は保活用リストの作り方について、ポイントをまとめたいと思います。

最初は自治体のサイトに掲載されていた情報をそのままエクセルに移植していたのですが、実際に運用してみて、サイトにないけど必須だった項目もありました。

【サイトにはあるが、リスト化不要だった項目】
・方針、特徴
・・・記載内容と、見学で体感したことが不一致の場合も。また、方針などを見てそもそも「家庭環境、方針に合わない」と思った園はリストに入れる前に外す判断をすべきと思います。
・職員数・・・認可保育園の場合は、そもそも国の基準を満たす職員数がいるため比較の必要がありません。認可外の場合、不安がある施設は最初から候補に入れない、という自衛が必要です。
・開設年月日・・・設備の新旧や、職員の経験値は、必ずしも開設年月日と一致しません。
【サイトにはないが、リストに追加すべき項目】
・入園可能な月齢・・・そもそもこれを満たしていないと応募できません。
・自宅からのアクセス・・・サイト掲載情報は最寄り駅からのアクセスになっていますが、本当に必要なのは自宅からのアクセス。所要時間はもちろんですが、自転車なのか、徒歩なのか、電車利用なのかも含めて事前リサーチが必要です。
・職場からの所要時間・・・通い始めた後は、閉園時間までに迎えに行く必要があります。「仕事の終業後の迎えが間に合うか」も考慮しながらリストアップしなくてはいけません。
・備考欄・・・下調べの際に、見学時に忘れずにチェックしたいと思ったことをメモしておきます。

こうしてまとめたリストをもとに、見学予約を進めていくのですが、見学予約開始前に、まずはリスト上で比較検討しながらある程度絞り込みをしていきます。

立地や開園時間をもとに、通勤ルートから大幅に外れる施設や、就業時刻と預かり可能時間がマッチしない施設など、毎日通うことを考えたときに無理がある施設は外していくのがベターです。(ちょっとがんばれば…などと良い方に考えがちですが、子連れで毎日頑張るのはムリです)

*ゼロ歳児の場合、開園時間=預かり可能時間でない施設も多々あるので、預かり時間の事前確認は必須です。

◆見学時は施設だけでなく登園ルートも確認しよう

実際に施設見学に出向いて気づいたこと。

この時住んでいたのは、坂や段差の多い地域で、よくショートカット用の階段があちこちに設置されていました。スロープがなかったり、スロープ付きでも急こう配な階段が多く、実際に登園ルートに使うとなると、ベビーカーや自転車だと通れないルートがあったんです。

ちょっと遠方にある保育園に通う場合は電動自転車を使おうとイメージしていたのですが、ただでさえ重量のある電動自転車にこどもをのせて急こう配のスロープを上り下りするのはできそうもありません。

階段を迂回すると、倍以上の距離を移動しなくてはならないなど、事前にグーグルマップで下調べした最短ルートが通用しないことがけっこうありました。やはり実際に足を使うのって大事ですね!

◆保活途中で引っ越しが決まった…我が家の場合

妊娠中から保活に精を出していた私でしたが、こどもが3カ月に入り、首がすわってきたころ、突然、引っ越しが決まりました。自治体をまたぐ引っ越しのため、これまでの保活がすべてムダになってしまったのでした…。

妊娠中と出産後、どちらも同じ作業(リスト作成から見学申し込み~見学まで)を体験しましたが、新生児がいる生活って想像以上に何もできません。ずっと寝不足で朦朧としているし、頭がまわらないので簡単な作業も異常に時間がかかります。

経験者からのアドバイスとして。安定期に入るなどして体調が落ち着いたら、リスト作りや資料請求、見学はどんどん進めておく方がいいです。見学時、首の座らない赤ちゃん連れの方が多かったのですが、妊婦さんも数人いたので、気が早すぎるかも…なんて躊躇は不要です!

我が家の場合、入園が決まった後もまだドタバタがありました。それは、私が「派遣社員」として働いていた事情に起因します。長くなるので、このあたりの事情は、また別の記事でまとめたいと思います。

◆便利シート、良かったら使ってください

応募候補園の比較用に作った「情報整理シート」と、保活を体験して(そして周りに見聞きして)知ったおおよその「保活年間スケジュール」をテンプレート化してみました。何から始めよう?と迷っている方は、参考にしてみてください。

ご家庭の保活状況に合わせて、自由にカスタマイズして活用していただければうれしいです!




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