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記録システムの申し送り機能の紹介
前回のおさらい
前回はみなとまちで開発した、選択式で看護記録をかけるシステムの記録に関する実際の画面を見ていただきました。今回は看護記録のもう一つの特徴である、申し送り機能について書いていこうと思います。
看護記録の特徴2
みなとまちシステムのもう一つの大きな特徴として、簡単に申し送りを送ることができるという点が挙げられます。みなとまちの従来のやり方だと、電子カルテに記録を残したあとに、メールで担当者へ申し送りを送る必要がありました。そうすると、情報は2つの媒体に分かれてしまうのと、二重でご利用者様の様子を書かなければいけないというデメリットがありました。
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そこで、みなとまちシステムでは日々の記録を書くところに申し送り欄を設け、誰宛に申し送りを送るのか指定できるようにしました(図1)。それにより、看護記録を書いている最中に申し送りも行うことができ、二重で同じ内容を書くデメリットと、情報がばらけてしまうデメリットを解決することができました。
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図2は利用者ごとの申し送り一覧です。申し送りは、固定したい情報が一番上に表示され、その下に申し送りが最新のものが上に来るように表示されます。申し送り内容の詳細をみると既読となるので、まだ確認していない申し送りがあるかどうかも簡単に見分けることができます。また、各申し送りには返信をすることが可能であり、図3のようにチャット形式で返信を送ったり見ることができます。
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そして申し送り欄に書かれた内容はご利用者ごとにまとめられることの他に、医療職員ごとにもまとめられます(図4)。ログインした医療職員へあてられた申し送りはすべて、申し送り確認ページに集約されるため、自分に宛てられた申し送りをまとめて確認することができます。
今までは自分の担当のご利用者ページへ移動して申し送りがあるかどうかを確認していたので、1つの場所に自分へ宛てられた申し送り一覧を作ったことで、確認する時間の削減と、確認し忘れるミスも減らせるようになるかと思っています。
あとがき
今回は開発した選択式看護記録のもう一つの特徴である申し送り機能について実際の画面を紹介しました。前回の記事の選択式で行う看護記録と今回の申し送り機能で、みなとまちの記録業務は大幅に時間削減できるのではないかと考えています(予想50%減)。
今回の記事まで、みなとまちシステムを開発する経緯から完成したところまで連載してきましたが、みなとまちシステムに関する連載はいったんここでひと段落となります。次回は何を書いていこうかまだ悩んでいますが、みなとまちシステムを作ったあとの残っている課題とか、または別の行っているIT業務のことについてなんかを書いていこうかなーと考え中です。でもなんかしらの内容でnoteは更新していこうと思っているので、ぜひぜひまた次回も読んでみてください!