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【セカンドハウス購入エッセイ第62回:残り206日】「なぜ僕はイクメンという言葉を使わないのか」港区賃貸の僕が、なぜ田舎にセカンドハウスを買うのか。

昨日の話に引き続いて、僕が普段から比較的意識をして「イクメン」と言う言葉を、自分では使わないようにしているその理由を整理してみたいと思う。(これはあくまで個人的価値観なので、悪しからずw)
ちなみに、僕自身はそこまで強く意識しているわけではないが、自分が家事や育児に使っている時間を考えると他の一般的な男性像よりは圧倒的にイクメンの域に入るんだと思っている笑。

イクメンという言葉のコンテキストに違和感がある。

僕がイクメンと言う言葉を使わない1番大きな理由は、そもそもその言葉の背景にある男性は育児はしないものだと言う感覚がシンプルに嫌いだからと言うのはある。
この言葉を使っているという事はつまり、男性は普通育児には関わらず、育児に関わっている人は特別なんだと言う言葉なんだろうなぁと言うふうに認識している。
イクメンと言う言葉自体は、おそらくここ数年位でメジャーになったなぁと言うふうに思うがそれまではそういう言葉さえなかった。ある一定数の男性が育児に関わり始めたと言う時代背景がありその珍しさとこうなってほしいと言う希望がイクメンと言うカテゴリを世の中に見出したんだろうなぁと思う。

もちろん世の中的に、男性が育児に参加する機会が増え、そういう生き方が認知されること自体はすごく良いとは思っている笑(僕はあまのじゃくなんだろうか笑)

ただ自分が取りたいスタンスとして、僕はイクメンだと主張するつもりはさらさらない。

ただの父親でありたい。

ではどうしたいのか、と言われると敢えて言うなら、ただの父親でありたい。もちろん妻には普通の母親であって欲しいし(ここで言う普通と言うのはもちろん特に悪い意味ではない)。

ここには自分の価値観や成し遂げたい世界観があるんだと思う。具体的にはイクメンと言う言葉を使わなくても、男性と女性が家事に参加し育児に参加し、それが両立できている状態というのが望ましいんだと言うふうに思っているんだと自分でも思う。

上述したように、イクメンと言う言葉が認知され、ポジティブな意味で受け取られ、そういった男性が増えていくこと自体には全然違和感もないし、確かにそうなって欲しいんだけれども笑

自分が「イクメンだね」と言われたときの違和感は結構あるし、多分それを言われた時を想像すると、「それってあなたはやらないってことですか?」ということを聞きたくなったり、「私は珍しいってことですか?」と言いたくなるようなむずがゆい感じがするんだろうなぁと思う。

前回にも書いたかもしれないが、悪い意味でとる場合もあるかもしれない。例えば男性や上司と呼ばれる人から言われたときには、「あー、あなたはビジネスから降りた人ですね」と言う感情がその裏側にはあるんじゃないか?と言う疑いをかけてしまう自分も嫌だ笑

ということで、やっぱり僕はイクメンと言う言葉は使わないことにしよう。

ではでは。

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