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【まとめてみた】外資マーケティング10年目ってこんな感じ

どうも、妻です。ブログを見て下さりありがとうございます。今日は仕事に関してお話ししていきます。(妻は新卒からずっと外資のマーケティング職)

ざっくり外資マーケティングとは

ググれば色々な説明があるのでそれを見ていただくのが良いと思いますが、外資マーケの仕事はズバリブランドの経営者として売れる仕組みを作り続けることだと思います。
ブランドの経営者=基本外資ではブランド制を取っています。ブランドのPLに責任を持ち、ブランドの直近そして将来のプランを考えるのがブランド経営者。
売れる仕組みを作る=消費者の見えないニーズから欲しいと思わせる商品・サービスを作り価格を設定、キャンペーンを作り、認知をあげ購入してもらう。その仕組みを作り続けていく。
PLの最高責任者として売上から製品コスト粗利益まで責任を持つので、会社のまさに中心に位置します。マーケが意志を持ち方向性を示し、その方向性に他の部署が同意し、それに基づき会社が動いていきます。

ぶっちゃけ・・・業界で仕事内容は全然違う

いくつかの業界及び同業界でも他社を見て(基本B2C)「マーケ」と言う名前でもぶっちゃけ仕事内容・責任範疇って全然違います。
- FMCGと言われる飲料・食品・化粧品など消費財のマーケは「ざっくり外資マーケ」の説明の通りだと思います。ただ一部企業だと経営企画的な部門があるので要注意、その場合マーケはPL責任はないかもしれません。
- FMCGのマーケでも 商品開発もキャンペーンもできるのか 商品開発かキャンペーンのどちらか なのは会社によって違います。一般的にグローバルブランドであればグローバル・リージョナルチームが全世界 or 地域向け(アジア、ヨーロッパなど)の商品開発を行い、ローカルチームは商品開発はパッケージのクレームの翻訳だけ、メインはキャンペーン開発(TVCM作成など)を行います。またTVCMすらもグローバルチームが作ることも多々。
- 化粧品やプレミアム製品のマーケは売上より感性・美が重視されている気がします。売上をロジカルに伸ばすより Beautiful と思わせることが重要。そして大抵商品開発はグローバルで行います。ブランド感が大切なのでローカライゼーションの幅も少ないですね。(例えば英語はそのまま英語表記で日本語に翻訳しない、など)
- 医療系のマーケは「ざっくり外資マーケ」から商品自体の開発を抜いた感じだと思います。医薬品や医療機器はめちゃくちゃ規制が多いので簡単に商品開発ができない!なのでR&Dがリードしている気がします。
- アパレルのマーケは責任は小さい気がします。アパレルはやはり主役は洋服と店頭。なので洋服をデザインしているチームやプレス・マーチャンダイザーなどが中心。最近だとマーケ=EcomやWebマーケと認識されているように思います。
- デジタル・テック系などワンプロダクトのマーケは責任は小さいしPLとの関わりは皆無な気がします。まぁワンプロダクトなら当たり前ですよね。将来的な売上を作る商品企画はプロダクト開発チームの責任。直近の売上は営業やオペレーションチームの責任だったり。そうなるとマーケって何やるの?って話なんですが、それはブランド認知。KPIはいかにブランドを知ってもらったか、売上は関係なし!
なのでマーケっていう名前に騙されないよう要注意です!

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ぶっちゃけ・・・活躍する人ってこんな人(+英語について)

あくまで私の感想ですが、当たり前に必要なのはロジカル&タイムライン管理ができること。ロジカルじゃない時点で会話になりません。目先のキャンペーンも回して3年後の製品開発もしないといけないので、タイムラインが管理できないと終わります。
私が思う活躍する人は三点
- ビジョン・意志がある人
- ビジネスのコアを見極められる人
- 人から愛される人

ビジョン・意志がある人。マーケは会社の中心、なのでどういう未来を描きたいのかというビジョンを皆に見せられる人。その夢の未来によってチーム・会社はワクワクし、着いていこうってなります。だけれどもめちゃくちゃチャレンジもされる、なので私はこうしたいと言う意志を強く持つこと。ただし相手の立場も考えず「これが必要だ」と主張するのではなく、ビジネスのコア・ドライバーを見極めて主張し時には譲歩する。各部署が重視する点は違います、それを理解した上で何は外せないのかを見極められることが重要です。そして人から愛される人でないと仕事は回りません!マーケは中心かもしれませんが、物事を進めるには他の部署の協力あって。だから「こいつのためなら人肌脱ぐか」って思われる人がやっぱ活躍してますね。
英語に関しては会社によって違いますが、上司・社長・カウンターパートは大抵外人なので日常会話及びプレゼンは英語でできるというのは最低限必要だと思います。代理店まで外人の会社も多いので、そうなると常に英語になります。そして母国語が英語ネイティブの人が多いのかそうでない人が多いのかで、正しい英語の必要性は異なってきます。まぁきちんと正確に喋れることに越したことはないし、やはり帰国子女も多いです。そしてグローバルチームで上を目指すのであればきちんとした英語でバシッと言うのは必須です。発音は重要ですが、それよりも要点を短い言葉で端的に言い表せるか、の方が重要な気がします。なので言い回しや言葉の選択、間の使い方が重要ですね。

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ぶっちゃけ・・・最近流行りのキャリアパスはこれ

ちょっと前までは外資マーケ内をぐるぐるって人も多かったですが、最近の流行りはテックカンパニー、特に営業。テックのマーケって”業界で仕事内容は全然違う”でも書いたように、外資マーケの醍醐味のPL責任だったりブランドオーナー的なことはできないんですよね。ただ給与は圧倒的に高い。と言うことでテックで売上責任のある営業に行く、と言う感じ。あとはベンチャーとか小さい会社でマーケの立ち上げとかをする人も多いと思います。まぁ外資マーケ出身者は自分がオーナーになりたいんですよねwなのでこういう選択をするんだと思います。

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ぶっちゃけ・・・お給料ってどうなの?

自分でテーマを作りながら回答に困ってしまう・・・が、これはポジションではなく業界依存、粗利益によります。FMCGは一番給与が安い。医療系(医薬品、製薬、医療機器など)は給与高め。そしてテックも高い。仕事の楽しさをとるのか、給与をとるのか、難しいところです!

と言う感じの仕事のまとめでした。この内容が少しでも皆様のエンタメになると嬉しいです!ではまた明日からの投稿でお会いしましょうー!

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