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わが師匠の話

わたしが女装を覚えたのはガールズクローゼットというサブスクサービスで、このサービスには月一回のコンサルティングがついてきます。これをずっと提供してくれていたのがあまねしのぶさんです。

ご覧の通りの強烈な個性の持ち主なんだけど、これよく見ると目を大きく見せるメイクの基礎はきっちり押さえてある恰好なのです。
このしのぶさんにメイクわかんないところとか、女装の考え方とかたくさんのことを教えていただきました。

ガールズクローゼットは月額会費制のサービスで、しのぶさんが親身になって教えてくださってたのも、まあ言ったらお仕事の範疇だったのかもしれないですけど。でもわたしとしては、右も左も分からない時期にあらゆる事を教えてくださった方ですし、なによりしのぶさんは褒めるのがとても上手で、あの教え方じゃなかったらそんなに続かなかったかもしれないなと思うのです。

女装を経験したことのある方はご存知だと思いますが、はじめたばかりの女装っ子はとてつもなく不安定で、ちょっとしたダメ出しでも簡単に心が折れてしまいます。とはいえ右も左も分からない初心者の女装が未熟なのは当たり前で、そんな中でも「いいですね」「素敵ですよ」っていい続けてくださったしのぶさんの教え方はとても貴重で、ああじゃなかったら絶対続かなかっただろうなと思うのですよね。向こうは弟子だなんて思ってないと思いますが、わたしの心のなかでしのぶさんは師匠として尊敬しております。

ご存じの方も多いと思うのですけど、そのしのぶさんは、ある日突然血液検査の結果がすごく悪いとかで田舎に帰ってしまって、姿を見かけなくなってしまいました。あれだけ急にいなくなるということはよほど悪かったのだと思うのだけど、ちょうどコンサルティングの前日で放り出された形のわたしは、わりと途方に暮れつつ、「女になった私をおいて女王は消えた🎤」ってちょっと面白いかな、とか思っていました。

いやべつにお亡くなりになったわけじゃないのでどっかでまた会えるかもしれないのですが。そのときには断然きれいになってまた褒めてもらいたいですね。

まとめ

この記事は、12/1から25日まで毎日女装に関するブログを書く、女装っ子アドベントカレンダーという企画で書いています。
毎日誰かが記事を書き続けるので、もしよかったら明日も是非読んでください。

あと、アドベントカレンダーというイベントなので、わたし以外の方もだれでも記事を書くことができます。書いてみたい!と思ったら、女装っ子アドベントカレンダーのページからログインして、記事を貼り付けていただけたら、全力で拡散させていただくので、ぜひ参加してみてくださいませ。


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