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Kindleで小説出版した話



「ぬかるむ私利の淫ら口」

かろうじて死守してきた男の矜持を、格上の雄に屈服する悦びが毀した。
姦通という社会規範を逸脱してなお、愛する彼氏との幸福を願う矛盾……。

彼氏とのセックスレスのさみしさを埋めるように、取引先幹部の男へ雄膣を捧げる隼人。肛門性交の快楽に溺れながら、ソーシャルワーカーとしての未熟さに喘ぐ日々が暗転する。
取引先幹部、勤務先の医師、事務長、後輩、そして爛れた性悦に尻を濡らしながら彼氏の雄棹を求めて溺れていく……

ぬかるむ私利の淫ら口 書籍紹介より

これまでのX(ツイッター)での投稿をまとめて小説を書き、Kindleにて出版いたしました。
読み返すと説明口調でくどく、ポストや電子カルテのSOAP記録にOが多い普段の僕を反映している感じですが、
エロとなんちゃってMSWの仕事を詰め込んだ、僕が僕のために書いた私小説です。

ちなみに「肉の悦び」という仮タイトルで書き始めました。

エロと医療ソーシャルワーカーのお話が半々の構成で、半端者の「私」を体現したような本です。
患者支援と病院組織の間で揺れ続けた9年間。3年間は先輩の退職で6年目の私が新人教育をしてきました。
基幹病院で働く身として、常に多くの人に頭を下げ続ける日々を思い出しながらの執筆でした。

他院の先輩や院内の他職種に支えられ、何とかやってきました。
彼氏を始め、まさゆきさんや大輔さんの存在も大きかったです。ですが病院機能評価と拠点病院事業の整備は、それなりに泣けました。
後輩の教育も迷いながら、毎日が「間違い」でないか検分する日々でした。

理想のソーシャルワーカーにはまだまだなれません。適性があるのかも怪しいです。
それでも「患者が医療を受ける権利を守るため」に様々な学びを得る中で患者、病院、地域に自らの専門知識と経験を還元していくしかないと思っています。
でもそんな話つまらんので、エロと混合させました。

人生を切り売りするつもりはありませんが、書きたいものがあれでした。
書き上げることができて、多くのご購入いただいて、大変に幸せです。ズブの素人なのに。

今後はマイファンズの動画と、時々次のお話が書けたらいいなと思っています。これからもよろしくお願いします。

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