全性愛者高校生のジェンダー論

このnoteは、ジェンダー差別の意図があるものでは決してありません。
全てのジェンダーの方が、安心して生きられる世界にするために、自分の考えを書き記したものです。


自己紹介(らしきもの)

初めまして、みなとと申します。
ジェンダー論!なんて堅苦しい見出しですが、若輩者の意見なのでさらっと読んでください。
めちゃくちゃ若輩者で、かなりなんとなくの認識で書いていますので、認識のずれがありましたら申し訳ございません。
軽く自己紹介がてら、このnoteに出てくるセクシャルマイノリティ用語を解説したいと思います。

私は、
シスジェンダー女性(心と体の性別が一致している女性)
全性愛者(全ての性別に恋愛的な魅力を感じる)(パンセクシャルともいう)
…の、高校生です。

身体的ジェンダー格差

さて、まずなにから話せばいいかと考えた時に、現在のジェンダー格差についての考えを、女性専用車両問題でわかりやすくしてみます。

電車に作られた、時間限定の女性専用車両。
それを、「女性贔屓だ」「男女平等はどこいった」と仰る方をたまに見かけます。
はっきりと意見を言わせていただくと、
これは間違いだと思います。

私が思うに、日本くんが言いたいのは、
「社会的」なジェンダー平等です。
つまり所得や雇用、日本の制度などをジェンダー平等にすることです。

では、女性専用車両は何故あるのか、という話になりますが…
女性専用車両は、「身体的なジェンダー格差」を、なんとか平等に近い形にするために出来たものだと私は思います。

例えば、シスジェンダー男性が身体的女性の体を押さえつけようと思えば、簡単に押さえられてしまう。襲おうと思えば、抵抗させないようにできてしまう、みたいな。

そういう身体的な力の格差があるから、女性専用車両はあるのだと思っています。

もちろん、全ての男性が邪な気持ちを持っているとは思いません。そういうことを言っている訳では無いのです。

やろうと思えば出来てしまう。
という身体的なジェンダー格差があることを、どうか分かってほしいのです。

それをやろうとする、やってしまう男性が、少なからず存在しているのです。

その身体的なジェンダー格差により、誰かが傷つくことがあってはならない、と私は思います。

その傷を未然に防ぐため、女性専用車両はあるのだと私は認識します。

身体的ジェンダー格差の話はここまでにします。ややこしい問題だということに、既に気付いてる方がいらっしゃるのか否か…

社会的ジェンダー格差

この格差は、日本の政府くんがジェンダー問題の真ん中として考えているものだと思います。
なので、特に詳しく話す必要はないかもしれませんが…

女性よりも、男性の所得が多かったり。
女性よりも、男性の雇用が多かったり。
女性よりも、男性への当たりがきつかったり。

まあまあ、社会的に見た時のジェンダー格差のことです。

この辺りは、日本くんがちゃんと対応してくれることを願っています。

内面的なジェンダー

心と体の性別が違う!自分の性別と同じ性別の人を好きになる!なんて、少し不思議に感じるかもしれない話を、よく見聞きするようになったこの時代。
理解が出来ない方も多いかもしれません。
なので今回は、理解しやすいように表現してみようの会!を開催しようと思います。

…なんて言ってはみたものの、めちゃくちゃ難しいですね…??

ジェンダーは、2つだけじゃない、ということです。
以前は、体の種別だけ、身体が男か女かだけがジェンダーという認識だったと思います。
現在もその認識を持ち続ける方が多いのもまた事実。

でも、身体的な種別として男と女というものがあるだけではない、ということも、皆さんに知っていただきたいのです。

身体的種別と内面的なジェンダーが、必ずしも一緒になるとは限らないのです。

内面的ジェンダーには、
女性らしくレディらしくありたい。
とか、
男性らしくクールにありたい。
とか、
どちらも自分らしくない。
とか、
女性らしさと男性らしさ、どちらも自分らしい。
とか…

内面的なジェンダーだけで、こんなにも種類があります。

そして、恋愛的に好きになる性や性愛的に好きになる性も、自分の種別とはまた別にあるのです。

ややこしい、と思いましたか?

これを超絶簡単な言葉で表しましょう。

「だって、人間だもの」

得意不得意好き嫌いが違って、当たり前なんです。
だって人間なんですもん。

内面的ジェンダーだって、難しく考えないでいいんです。
みんな違ってみんないい、だって人間だから。


ここで出てくる疑問

例えば、身体的男性で、内面的女性の、MtFの方のお話です。
内面のジェンダーは、隠していれば見えません。
なので、身体的な男性が、自分は女性だ、心が女性だから女子トイレや女性専用車両に入らせてくれ。
そう仰った時に、なにを信じて、何を言ったらいいのか。

これが未だに私の中で答えが出ないんですよ…

けれど2つほど、確実に言えることは。

・それを口実に、犯罪行為をするシスジェンダー男性がいること
・本当にトランスジェンダー(体と心の性別が違う)の方であった場合に、その方を第三者の善意で傷つける可能性もまた存在しているということ

まだ日本くんが上手く対処していないのが問題なのですが…

まず私は、女性専用車両はシスジェンダー女性が使うのが1番望ましいと思います。
前提として、その電車に乗る時点で身体的に女性である方が乗るものだと思っています。
性別適合手術を受けた方も同様に、その時点で身体的女性であれば乗ってもいいと私は思います。

そして、トイレ問題ですが。
シスジェンダーの方が使う女子トイレ・男子トイレとはまた別で、シスジェンダー以外の方があ安心して使える個室のトイレが出来ることがとても理想だと思います。

ちょっとフルパワーで書き進めたので疲れてきました…
今回はこの辺で、ジェンダー論を書くのをとめておきたいと思います。

ここまで話しましたが、最初に書いたこと。
私はただのセクシャルマイノリティ高校生であり、ジェンダー差別をする意図は決してありません。

少しでも、全ての人が安心して生きられる世の中になったらいいな、の気持ちでいっぱいです。

では、またどこかで。



みなと

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