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⑧ディズニーワールドEPCOTでキャストをやって

今回はEPCOTでの仕事の思い出のお話!



僕がディズニーワールドで働いている中でも

1、2を争うほどに思い出深い出来事がエプコットであった



それはインサイドヘッドのグリーティングエリアで

キャラクターアテンダントをやったこと!




なぜかというと話は日本からアメリカに向かう飛行機に乗っている頃まで戻る

出発まで僕はアメリカに行くのが楽しみであった

がいざ飛行機に乗ると急に不安になってきた


「英語をろくに話せない状態で生きていけるのかまして働けるのか」

「もし辛くても10ヶ月は帰ることができない」


などの考えがどんどん頭を埋め尽くしていった

そんな不安な状態のときに気を紛らわす意味で


劇場公開はされていたけれど見ていなかったインサイドヘッドを見た



インサイドヘッドという映画は


感情を擬人化するという人間の内面や深層心理の部分を描いた映画


なのだがそれがそのときの自分の精神状態に刺さりに刺さった


映画を見てその後自分の中の感情を整理をしていくうちに不安な気持ちは

どんどん減っていった







僕のホームシックは成田空港を出て
30分後に始まり5時間半後には終わっていた


そう2回目の機内食のときには



こう書くとすんなりという感じだが

ただ救われた映画であることは間違いない










そんなことがあったときから時間は経ち


ディズニーワールドで働き始めてからも


2ヶ月ちょっとが経ったとき


とあるニュースが入ってきた


エプコットにインサイドヘッドのグリーティングエリアができる


僕は飛行機での思い出もあるので帰国までにそこのエリアを担当したいなと思っていた





しかしそれ以上の出来事があった!






そのエリアのオープニング1発目の担当が僕になったのである






なぜ僕かというと完全にたまたまである



オープン初日ドキドキしつつその場所に向かうと感慨深いものがあった

自分がイチ視聴者として感動していたものに微力ながら関わっているという感覚は

今まで味わったことがなかった


この経験はお笑いをやろう!という考えにもかなり影響していると思う





そんなインサイドヘッドのグリーティング施設は初日から大盛況

写真を撮るのに1時間弱は並ばないといけないほど

一ヶ月後もその状況は変わらなかった




そんなある日せっかく1時間並んだのにいざ泣き出す男の子がいた


それ自体は前にも書いたがあまり珍しくないのだが


それにしても大号泣してお母さんに抱きついたまま離れない


お母さんもちろん笑いながらwhy?なんで怖いのと聞いている


すると男の子は


髪の毛が青いからと答えて


僕も子どもやしそういうのも怖いかと納得しかけたのだが


男の子が抱きついているお母さんがファンキーな風貌で


髪の毛が真っ赤だった


えっ?赤はいいの?

男の子はまだ泣いている

「青はダメで?」

僕も泣き止むようフォローを出しつつ

「色が怖いんじゃなく他の要素じゃない?」
「むしろ赤の方が怖くない」

心の中でそんな言葉が止めどなく溢れてきた

残念ながらその子は泣き止むことはなく


お母さんが抱っこした状態でかつかなり離れた状態で写真を撮ってバイバイとなった




あの子が大きくなったときこの写真を見返すことがあれば
なんで泣いていたのか思い出すときがあるのかなぁ〜


さて次回は4つのパークのうち1つの

ディズニーハリウッドスタジオ


について書いていきます!

それでは!!

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