マガジンのカバー画像

僕の小規模な退職

116
2024年2月26日。人生のターニングポイント。20代半ばから勤めた会社を辞めるきっかけの出来事が起きる。数日悩んだ末に退職を決意。約19年勤めた会社。中年おじさん。中間管理職か…
運営しているクリエイター

#中年おじさん

僕の小規模な退職 その116

ちょっと気になった求人があった。 受けようかどうしようか数日考えた。 また同じような環境だとイヤだな。 でもまぁ受けるだけ受けてもいいのかな。 また会社員かぁ…。 でも安定しているし…。 色々考えた。 今日、決心がついた。 受けてみよう。 そう思いハロワに行った。 紹介状を貰おうと職業相談を受けた。 もう採用枠が埋まって募集が終わっていた。 行動するのが遅かったのか。 すぐに応募すればよかったのか。 いや、そうではない。 縁がなかったということだろう。 44歳。

僕の小規模な退職 その115

旅客機が滑走路から飛び立っていく姿はいつ見ても感動する。 あんなにも大きい機体が空に向かって昇っていく。 キレイな角度で。 何かに引っ張られているように天に向かっていく。 当たり前のように飛行機は飛んでいるが なんで飛ぶことが出来るのだろうか。 原理を聞いても理解できないだろう。 推力だとか。 抵抗力だとか。 揚力とか。 重力とか。 聞いたところで仕組みは分からない。 でも飛んでいく姿はいつ見ても感動する。 44歳。無職。だけど乗るのはあまり好きじゃない。

僕の小規模な退職 その114

気温の影響が人体に及ぼす影響は大きい。 暑すぎても。 寒すぎても。 どちらにしても体には良くない。 体調を崩すし。 命の危機すらある。 職場でも 家庭でも 環境が悪いと身体に良くない。 何事も快適な状態が望ましい。 そうでなければほどほどが良い。 そう思った。 44歳。無職。環境って大事だな。

僕の小規模な退職 その113

オンとオフ。 仕事の時とプライベートの時。 そういう意味でのオンとオフ。 オンとオフで人格が変わったかのような人がいる。 仕事の時は黙々と行う。 笑顔もよそゆき。 一定の距離感を保ち余計な言動に気をつける。 ATフィールド全開。 パーソナルゾーンを広く取って警戒態勢。 プライベートでは楽しくはしゃぐ。 思い切り笑う。絶えない笑顔。 くだらない事を連発。 しょうもないことにも反応。 喜びの舞。 仕事の時には見せない表情。 そういう人がいる。 オンとオフで別人格。 自分もそ

僕の小規模な退職 その112

無償に毒づきたくなる時がある。 対象は何だっていい。 目についたもの。 耳に入ってきたもの。 体の奥底から急に毒が這い出てくる。 頭の中で毒づく言葉が次から次へと出てくる。 別にその対象物に何かされたわけじゃない。 普段から気に入らないとか。 嫌いとか。 そういう事も無い。 ただその瞬間に気に障っただけなのかもしれない。 いやそうでもないかもしれない。 こころのバイオリズムとか。 その日の気温とか湿度。 気圧だとか天気とか。 そういうものの影響かもしれない。 虫の居所が悪いと

僕の小規模な退職 その111

何かを言われるんじゃないか。 誰かの目を気にしている自分がいる。 まだ誰かの評価が気になるんだろうな。 これが「他人軸」というものか。 自分の人生なのだから自分が良ければそれでいい。 そう思いたいのに、 まだまだ誰かの反応を考えてしまう。 まだまだ「自分軸」になっていない。 だから纏まりつつある考えも自分の本心なのか分からなくなる。 これは誰かを考慮した結論? 本当に自分が望んだもの? 投げやりじゃなく 「これでいいや」 と思えるようになりたい。 44歳。無職。他人

僕の小規模な退職 その110

仕事は辛いもの。 楽しい事はプライベートで。 仕事で楽しむ必要はない。 そういう固定概念のようなものがまだ頭にある。 色んな誰かに刷り込まれた思想だ。 そんなことは無いはずだ。 人生の大半を「仕事」という時間で費やすんだ。 辛い思いをしてまで仕事をする必要もない。 楽しい時間を過ごせなければ苦痛なだけだ。 次は辛くない仕事の仕方をしよう。 仕事で楽しんでも咎められない環境に行こう。 44歳。無職。仕事がしたいな。

僕の小規模な退職 その109

iphoneが歩数を測ってくれている。 昨年との歩数の比較も教えてくれる。 「今年は昨年よりも少ない」 そのように教えてくれる。 家に居てばかりはダメだな。 健康のためにも歩かねば。 毎日5000歩くらい歩こうと思っている。 しかしカラスに頭を攻撃されたトラウマ。 夏の気温の暑さ。 これらがあるから外に出るにも腰が重くなる。 だが5000歩は歩きたい。 どうしたものかと思っていたが ある事に気が付いた。 別に外を歩かなくてもいいじゃないか。 家の中をウロウロ歩いて

僕の小規模な退職 その108

最近知らない番号からの着信が多い。 毎回同じような番号。 インターネットというのは便利なもので 知らない着信があった時は番号を検索すると教えてくれる。 すると大体が光回線業者の営業電話らしい。 回線を変えるつもりも無いので放置する。 数日するとまた着信がなる。 正直うっとおしい。 何度かけてきても出るつもりは無いから諦めてもらえないだろうか。 また今日も鳴った。 今度は違う番号。 でも調べるとやはり光回線業者のようだ。 どこかで個人情報が流出してるのだろうか。 4

僕の小規模な退職 その107

今まで歌を聞いて涙が出たことが無かった。 それがこの年になって涙が出た。 感情がこみ上げたのだ。 初めてのことだった。 歌詞が心に刺さり。 メロディーが心を揺さぶった。 あぁ。そうか。 今の自分はこういう感情なんだ。 歌詞から自分の気持ちが浮き彫りになった。 泣いてすっきりした。 何度も聞いているが涙は出たのは最初の1回だけ。 グラグラだった今の自分の座標が見えた気がする。 44歳。無職。歌には人の心を動かす力があるんだと知った。

僕の小規模な退職 その106

先週、前職時代にお世話になった方にお会いした。 退職してから募るモヤモヤ。 もうどうしようも無くなって連絡をしたのだ。 人に頼る事は苦手。 でも信用できる人と話せば何か変わるかもしれないと思ったからだ。 実際、お会いしてお話をさせてもらい気持ちが楽になった。 裏表も無いし。嘘も無い。 そういう人と話すだけで気持ちは楽になる。 たぶん自分という存在を認められたと感じるからだ。 この「認められた」というのは「評価」という意味じゃない。 自分が存在しているだけでも良いのだ。と思え

僕の小規模な退職 その105

先日とある荷物が届いた。 実際には自分宛ではなく妻宛の荷物。 なんとも思いもしなかった荷物だ。 まさかこんな事があるなんて。 嬉しい荷物だ。 それは北海道道の駅スタンプラリーの完走賞の景品だった。 昨年、約半年をかけて妻と二人で北海道の道の駅を全て廻った。 全駅制覇してみたいなぁ。 とか思っていたが道の駅を主目的とはせずに、 目的地までの道のりで経由できるところを行ってみよう程度で始めていた。 とは言え全駅制覇も試したい。 行けるところまで行ってみるか。と7月には後志を制

僕の小規模な退職 その104

会社を辞めたら真っ昼間から外でビール飲みたいなぁ。 と思っていたが、まだ実行していない。 実際、無職になってみるとそんな気が起こらなかった。 気温も高くなってきた。 外でビールを飲んだら気持ちが良いだろう。 でも実行したくなるほどの衝動が無い。 冷たいお茶を飲んだ方が喉も潤うしさっぱりする。 だから結局いまだ実行していない。 会社務めしていた時はあんなに思っていたのに。 実際無職になるとこうも気持ちが変わるのか。 いや、人の目を気にしているだけかもしれない。 人の目

僕の小規模な退職 その103

苦手。不得手。不得意。 そういった類のものは誰でも持っていると思う。 得意ではないこと。 自信を持って取り組めないこと。 どうやっても無理。 だからこそ苦手であり不得手であり不得意。 克服できれば良いのだが、 克服できないままここまで来た。 克服するには人間改造が必要だろう。 そこまでして克服したいとも思わない。 別に苦手だろうが何だろうが、 今まで生きてこられたのだ。 これからも苦手で不得手で不得意なまま生きていく。 得意な事をもっと伸ばしていく方が楽だ。 苦手