カラーボックスをヴィンテージロッカー風にDIYリメイク~アイアンペイントの実力~
DIYは、自分の欲しいものを形にできるという魅力があるのはもちろんだけど、塗装でその表情を変えられるのも楽しみのひとつですよね。
今回は、ホームセンターなどでも簡単に手に入るカラーボックスのリメイク。オトーライさんの『[DIY]980円のカラーボックスを男前なヴィンテージロッカーにリメイクしてみた!』という動画のご紹介です。
オトーライさんの動画、楽しくていつもついついあれもこれもと時間を忘れて見てしまうのですが、今回の作品、ほんとにカラーボックスとは思えない仕上がりです。
アイアンペイントとか汚しとかサビ風の塗装ってもはやアートの領域。こういうのはヘタするとただ汚いだけの仕上がりになっちゃうから、上手なお手本を参考にすればトライしやすいですね。
作業の流れとしては、
1.カラーボックス解体
2.やすりがけ
3.プライマー塗装
4.アイアンペイント塗装(1回目)
5.扉と扉パーツの作成
6.アイアンペイント塗装(2回目)
といった手順で作業されてます。
では早速、ヴィンテージ風ロッカーのリメイク手順を詳しく見ていきましょう。
カラーボックスの解体
ここからサンディング、塗装をしていくので、組み立ててある場合は、まず解体します。
カラーボックス材料のサンディング
カラーボックスって化粧合板を使用しているから、そのままだと塗料が濡れないんですね。そのまま塗っても、あとで剥がれやすかったり、ボロボロと崩れてきます。
そこで、まずは表面の塗装を落とすようにサンディングしていきます。
下地のプライマー塗装
プライマーを塗装して、乾燥させる。
プライマーというのは、塗料をしっかりと定着させるための下地ですね。これを塗ることで、金属なんかにも塗装できるようになるってやつです。
アイアンペイント塗装(1回目)
アイアンペイントのアンティークシルバーをベースに塗装しています。アイアンという名の通り、鉄っぽい感じを出すための塗料ですね。
1回目の塗装は刷毛で全体に塗っていきます。2度塗りするときは、1度目の塗装をしっかり乾かします。
1回塗っただけだと、ややムラがあり、質感もあまりアイアン感がありません。
扉と扉パーツの作成
ここは、端材の合板12mmを使用しています。
そして、足りない分はなんとオトーライさんが使ってる作業台そのものをカットして使ってしまうという大胆な選択、さすがです。
ヴィンテージロッカー風にするために、工作棒(5×2mm)をはさみでカットして通気口パーツを作ります。細かい作業だけど、これが後々、かなり雰囲気出してくるんですよ。
カットした合板に通気口パーツをボンドで貼り付けます。
さらに扉に使うパーツ金具も塗装していきます。
使用しているパーツは
・セリアのインテリアネームプレート
・セリアのアーチ型ハンドル
・セリアの蝶番
・ホームセンターで購入した鍵パーツ
の4種類。
これにプライマーを塗ります。
金具のプライマーが乾くまで、扉にアイアンペイントで塗装していきます。
こういう段取りも大事なんですよね。塗装って乾くの時間かかるから。
そして、金具のプライマーが乾いたらこちらにもアイアンペイントで塗装していきます。
アイアンペイント塗装(2回目)
2回目の塗装はスポンジでポンポンと叩くようにしながら塗装をしていきます。
さらに、ターナーのラストメディウムという塗料でサビの雰囲気をプラスして、より金属感を出していきます。
刷毛で塗ったアイアン塗料はそれほどアイアン感がありませんが、そこにスポンジでポンポンと軽く叩くように塗料を乗せていくことで、ザラザラとした質感を作っていきます。これで木目が目立たなくなり、アイアン感が強くなっていきます。
塗装していた金属パーツを扉に取り付け、あとは最終の汚し塗装です。
まずはダークブラウンをスポンジや刷毛で、これもポンポンと少しずつ汚しを付けていきます。端から塗布していくのがポイントです。
さらにレッドプラウンを重ね、サビ感を出します。
この塗装、ほんと難しいですね、失敗したら全部台無しです。
扉を取り付けて完成です。
扉は使い込んだ作業台をカットして作った部分がまた雰囲気をプラスすることになったようで、結果オーライだったようですね。
とっても重そうなヴィンテージロッカー風の収納棚が仕上がりました。扉のパーツもぴったりでめちゃくちゃかっこいい♪
塗装って本当に奥深いですよね~。オトーライさんはこれまでも塗料に関する動画とかたくさんあって、こうした探究心でいかに塗るか、というところを模索し続けているご様子。とても参考になります。
オトーライさん、今回もステキなアイデアの動画、ありがとうございますm(_ _)m
合板なんかでも、こうして塗装するだけでアイアン感を出したりできて楽しいですよね。
カラーボックならあとは扉を加工するだけでここまで完成度の高いものができちゃうんだから、ちょっとやってみたくなりますよね。汚しが難しそうだけど。
DIYの塗装については、あひるの師匠も家具作家としてたくさんの経験を積んでいるので、そのノウハウもとても参考になります。塗装を極めれば、DIYの世界も広がりますね。
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