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4歳、2歳、新生児、寝かしつけはYouTubeだったあの頃の話


到底、声を大にして言えるタイトルでは無い。ただ、こうするしかなかった約1年前。


YouTubeを始めとする動画への向き合い方は、育児をする人であれば、何度も直面する問題だと思う。


SNSなどでは、「我が家はTV無し育児!」、「こうやって動画育児から抜け出した!」などといった、こちらが焦るような情報が飛び交っているのをよく見る。でも、どうしても抜け出せずに、頼るしかないんだと言う時も正直あるのではないか。


我が家も後ろめたさがかなりありながらも、YouTubeに頼りまくっていた、あの頃がある。



SNSでは、「YouTubeに頼りまくった生活してます」なんて書けないけれど、あの頃の我が家の生活を記すことで、誰かの心を少しでもホッとさせられたらと思う。(もぉね、しょうがないときもあるんです)



前置きが長くなったが、我が家は、第3子が誕生した約1年前、YouTubeに頼りまくりな生活をしていた。



我が家のTVは、プロジェクターを使用している。起動すると、画面には、自分で選べるアプリがならんでおり、その中にTVアプリ、YouTubeアプリなどなどがあり、かなり頻度高く使用していた。



第3子が生まれた頃は、当時2歳だった息子も夜泣きが始まってしまい、夜中に何度も起き、もう、カオス状態。


新生児が家族の仲間入りしたことで、家庭のリズムも新しくなったため、さらにYouTubeの手を借りることが増えたのだ。



夕食からお風呂、そして寝かしつけの間は、小さなお子さんがいる方なら頷かれると思うが、ほんとにバタバタ!バタバタ!バタバタ!笑


お世話の手間が多い上に、みんな一日の疲れのピーク時のため、子供は機嫌が悪くなり、それにつられて親はイライラする時間なのだ。


なので、我が家はとにかくYouTubeをつけっぱなしにし、子どもの注意をテレビに向けさせていた。(今思うと、本当にごめんね)


そして、寝る前にそれを消すこともなく、寝かしつけに良いという、オルゴール調の音楽と、刺激低めな動画に変え、当時4歳、2歳の上の子達を寝かしつけていたのだ。


もちろん、プロジェクターといえども、目や頭、睡眠の質に良くないとは重々承知の上の対応。


けれど、これなしの生活は考えられなかった。だって、慣れない新しい生活、産後の疲れとホルモンバランスの変化で、心も身体も不安定。子どもの行動、言葉一つ一つに向き合うなんてできなかったから。それをしたら、多分、親の私は大爆発して、良からぬ言動、行動を起こし、動画を見る以上の悪影響を子供に与えそうで怖かったから。


実際、この考えや想定が正しかったのか、行動が正しかったのかわからない。けれど、今振り返っても、当時はそうするしか選択がなかったように思う。



最近の世の中、色々な情報が飛び交っていて、何か迷いが生じると、検索し、答えを見つけたくなる。そして、どこの誰かわからない人の情報を正とし、そこに合わせようとしてしまうことも多い。


けれど、人の性格から家族構成、住む場所、子供の有無や人数、周りの家族環境などなど、それぞれの人に違いがありすぎる。だから、そこに合わせようとするのは苦となってしまうこともあるのだ。



世の中にはいろんな情報や意見もある。けれど、何か迷いや問題が生じたときに選ぶべきは、自分がどんな人で、どれだけのキャパがあり、周りにはどんな環境があるのかなどを考え、知り、受け入れ、それらに最大限フィットするモノやコトである。



自分のマイナスな点や、自分のキャパに向き合うこと、受け入れることは苦しいけれど、そこに向き合わない限り、フィットする答えは見つからない。



子供がいると、自分のことだけでなく、子供や夫に合わせた選択も迫られることがある。だから、より選択を考えること、選択を決定することが苦しいこともある。けれど、そこを乗り越えていかなければならい。


YouTubeからなんだか離れた話になってしまったが、我が家は親の甘えなのかもしれないが、心にモヤモヤを抱えながらも、これらで乗り切ったあの頃がある。


YouTubeをつけっぱなし、YouTubeで寝かしつけは良くない気はするら。けれど、それを全否定してしまったら、心も身体も持たないこともある。


自分と向きあい、心のバランスを取るために、したくない選択をすることも、バランスをとる一つの方法なのかもしれない。



私も子育てで悩んだときに、マイノリティな情報に出会い、救われたことがなん度もある。過ぎ去った過去の話だけれど、こんな人もいるんだよということが、どこかの誰かの少しでもプラスになればと思う。


Mina🌱


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