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おいしくて泣くとき

おいしくて泣くとき  森沢明夫

久しぶりに本を読みました。
友人が置いていった本。

子ども食堂を舞台にした物語。

3年前から立ち上げたNPOで子ども食堂を始めていたわたしに、
読んだらいいよ、と友人。

だけど、氣が進まず、ずっと置いたままでした。
(今思えば拗ねてて素直に読めなかったのかな…)


ぐるぐるまわりだす。

本を読む時間を作りたいと、ずっと思っていたのですが、
なかなか作れなかった時間。

読み始めたら、共感できるところが多く、涙ぽろぽろ。

貧困、イジメ、無力、つながり、奇跡。
自分の活動に重なる部分があったり、経験してきたことが
重なったり。

自分が自分の人生を諦めない限り希望はある。

抗えない時代と環境のなかで生きている時は先が見えない
不安と無力さで絶望を味わう事もある。

でも、諦めない限り必ず”希望”はある。

そして、必ず救いの手がある。

「おいしくて泣くとき」を読んで改めて強く思いました。


わたしが、子ども食堂(今は地域食堂)やいろんな居場所
作りを始めた時、

本当にもうどうしようもなくて、行き場も逃げ場もないと
感じた時、最後の最後でもいいからここを思い出してほし
いといつも願ってる。

最後の砦でありたいと。

応援はいつもそばに。

助けてが言いにくい世の中で、助けてが言える居場所が
必要な今。

子ども食堂もそんな居場所のひとつだと思う。

家庭や学校以外で、頼れる大人がいることを知ってほしい。

活動は、まだまだ道半ばですが、確実に広がっていると感
じる今日この頃。

勇気をもらった「おいしくて泣くとき」
わたしも諦めない。

チカラをもつ。



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