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松本 吉弘(2021-2022)

次は渋谷ABEMAS 松本 吉弘選手の2021-2022シーズンを振り返ります。

1.獲得ポイント 145.7 (11位)

惜しくもトップ10に入れませんでしたが上位の成績です。

2.平着 2.36 (11位)

同様に上位の成績です。

3.各順位率 順位点 190 (11位) 平均順位点 7.600 (12位)

1着 6回 1着率 0.240 19位
2着 9回 2着率 0.360 5位
3着 5回  3着率 0.200 20位
4着 5回 4着率 0.200 22位(低いほうが良い)
連帯率 0.6 7位

良い成績ですね。25半荘出場です。ラス回避は高くありませんが、2着率が高いです。

4.アガリ率 0.23 (2位) 平均打点 6797.14 (13位)

平均打点 * アガリ率 = 1563.342 (3位)
すごい攻撃力が高いです。
何よりアガリ率が高いです。ABEMASのなかでは攻撃的な印象がある松本選手でしたが、実際アガリが多いんですね。

5.放銃率 0.07 (29位) 放銃平均打点 6495.45 (4位)

放銃率 * 放銃平均打点 = 454.682 (29位)(低いほうがよい)
守備力も高いですね。何より放銃率が低いですね。さすがベストバランスですね。

6.平均局打点 - 平均局放銃=1108.661 (2位)

素晴らしい成績ですね。素点でかなり稼いでそうですね。順位点が190で白鳥選手と同じにもかかわらず、獲得ポイントは
白鳥選手は108.8ポイント
松本選手は145.7ポイント
となっており、36.9ポイントの差があります。
これは、ポイントを稼いで素晴らしいともいえるのですが、順位点を取り逃しているとも言えます。
順位点で稼げてなかった松ヶ瀬選手、順位点で稼いだ勝又選手を思い出します。
攻撃力/守備力の指標の良さから順位点を稼げていなかったと考えられる松本選手ですが、実際、松本選手は勝又選手に4回連続まくられ2着という時期がありました。
2021/10/19
2021/10/25
2021/11/08
2021/11/26
ちなみに、勝又選手の「平均局打点 - 平均局放銃」は758.059(16位)です。そして、獲得ポイント197.1(8位)23半荘です。
この4回がまくられずに終わった場合、順位点だけで40×4、160ポイントのプラスです。捲られないわけですから当然素点はプラスです。145.7 + 160 =305.7ポイントで沢崎選手に次ぐ3位の成績でした。リーグ11位の成績も素晴らしいと思いますが、3位だったら尚良いですよね。
如何に、1着が重要かわかりますね。
捲られた試合でインタビューがあったとき、松本選手も痛恨という表情を見せていましたが、本人としても本当に悔しかったでしょう。
捲られることは良くないことだと思いますが、トップでオーラス迎えられているのは良い事だと思いますので、2022シーズンでは着順操作?局まわし?といった技術を身に着けて活躍していただければと思います。

7.副露率 0.21 (13位) リーチ率 0.2 (19位)

どちらも真ん中くらいですかね。
オーソドックスな麻雀ですね。多井選手も白鳥選手も副露ちょっと多め、リーチ少な目という麻雀です。ABEMASは個性的な麻雀を打つ印象はありません。多井選手の配牌オリくらいでしょうか。

2021-2022雑感

本人としては不本意だったと思いますが、11位は良いシーズンだったと思います。
白鳥選手の回でも書きましたがABEMASは多井選手がいるので、チームのピンチは多井選手に頼ることになります。加えて、Mリーグ初年度のドラフトのとき、多井選手は実績を見込まれて声がかかったのに対し、白鳥選手と松本選手は若さを考慮して声をかけたと私は判断しています。Mリーグ以前にあったRTDに二人が参加したのも若さを考慮してだと思っていますので、ABEMAS加入はその流れの一部でしょう。
多井選手と二人の間には年齢差相応の実績差があると思いますが、周囲の評価を変えるためにも、Mリーグでの実績で多井選手を超えられるよう2022シーズンでの活躍を期待しております。

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