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滝沢 和典(2021-2022)

次はKONAMI麻雀格闘倶楽部 滝沢 和典選手の2021-2022シーズンを振り返ります。

1.獲得ポイント 294.2 (3位)

3位です。好成績です。

2.平着 2.2 (4位)

4位です。好成績です。

3.各順位率 順位点 320 (3位) 平均順位点 13.333 (4位)

1着 9回 1着率 0.375 4位
2着 7回 2着率 0.292 10位
3着 2回 3着率 0.083 31位
4着 6回 4着率 0.250 15位(低いほうが良い)
連帯率 0.66 3位

ラスは平均的な割合(0.25)ですが、1着回数が多いですね。
24半荘出場しましたが、平均順位点13.3であれば、もう少し出場数を増やしてもいい気がします。
ラスが多いのは、格闘倶楽部だから良しというところでしょうか。
連帯率が高くて割ることは何もないのですが、1着率が低い状況での高連帯率では、上位になれません。やはり1着率が重要です。

4.アガリ率 0.2 (14位) 平均打点 7455.73 (3位)

平均打点 * アガリ率 = 1491.146 (6位)
攻撃力がかなり高いです。
打点が高いですね、平均打点が子の満貫くらいになってます。

5.放銃率 0.09 (21位) 放銃平均打点 5427.58 (16位)

放銃率 * 放銃平均打点 = 488.482 (25位)(低いほうがよい)
守備力も高いですね。
※間違っていたので修正しました。

6.平均局打点 - 平均局放銃=1002.664 (4位)

高い攻撃力で、勝負して、放銃があってもお釣りがくるような戦いをしているようです。

7.副露率 0.15 (27位) リーチ率 0.18 (23位)

副露率もリーチ率も低く、参加率が低いですね。

2021-2022雑感

低い副露率、リーチ率、高い平均打点、放銃してもお釣りがくる攻撃力、これは雷電がやりたかった戦い方のように思います。
2021シーズン、副露率が低い選手は苦しみました。

名前    副露率 リーチ率 アガリ率 放銃率 Pt順位
村上 淳   0.16   0.23   0.13   0.14  30  
日向 藍子  0.16   0.23   0.17   0.08  24 
二階堂 亜樹 0.15   0.24   0.2    0.11  16 
内川 幸太郎 0.15   0.2    0.16   0.11  22
滝沢 和典  0.15   0.18   0.2    0.09   3 
瀬戸熊 直樹 0.14   0.26   0.14   0.16  32
萩原 聖人  0.12   0.28   0.14   0.1   31  
黒沢 咲   0.06   0.23   0.17   0.11  23

その中で、滝沢選手だけはリーグ上位の成績を残すことができました。データからは、リーチ率が低かったという事はわかります。
リーチ率を下げれば上位に行けるとは思いませんが、2021シーズンの滝沢選手はリーチ精度が高かった(結果的に勝った、アガった)という事が言えそうです。または、ダマでも高い打点で上がったのかもしれません。

私は、一発裏ありのルールでは、リーチは賭け得だと思っています。放銃率が低いリーグですから、リーチをかければ他家から出る確率は低くなる(ほとんど期待できない)でしょう。しかし、ダマっていれば他家が高い手を作り向かってくる可能性がありますし、ダマが多用する藤崎選手が良い成績を残せなかったという例があります。なので、私は変わらずリーチは賭け得という考えなのですが、今シーズンの結果を見ると考え方を変えなければいけないかもしれません。
Mリーグでは、打点が高く、山に残っているリーチでなければ、即リーチというのはやめた方がいいかもしれません。
ただ、リーチしないというのは格闘倶楽部のイメージに合わないのかもしれません(藤崎選手が所属していたので関係ないのでしょうが)。

個人的に滝沢選手が面白いと思うのは、自摸アガリのとき、いつもひょっこり自摸のように、アガリ牌を引いたことに驚いた表情を見せるところです。
ときどき、自摸が強いなんて言う表現をしますが、小林選手風に言えば、並んでいる牌を一つ一つ持ってきているだけなので、強いも弱いもないわけです。しかし、近藤選手を見ていると自摸が強いなーと思うのです。強いと思う理由は、一つ目は重要な場面で上がること、二つ目は所作でしょう。
私は、連盟の選手は少しオカルト入っているというバイアスを込みで見ていますので、瀬戸熊選手のトルネード自摸のような、強い自摸、自力で引いてきた自摸を好むと思っています。しかし、滝沢選手は「あ、あがっちゃった。。。すいません」みたいな弱弱しい自摸アガリを見せます。
格闘倶楽部は連盟のメインストリームのメンバーが集まっていると思うのですが、そんなチームで弱弱しい自摸をして、しかも勝つというの興味深く見ております。
2022シーズンもひょっこり自摸を見せていただきたいと思います。


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