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佐々木 寿人(2021-2022)

次はKONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木 寿人選手の2021-2022シーズンを振り返ります。

1.獲得ポイント -77.3 (20位)

下位の成績です。

2.平着 2.68 (21位)

下位の成績です。

3.各順位率 順位点 70 (19位) 平均順位点 2.800 (19位)

1着 8回  1着率 0.320 9位
2着 3回  2着率 0.120 28位
3着 3回  3着率 0.120 29位
4着 11回 4着率 0.440 3位(低いほうが良い)
連帯率 0.44 19位

ラス四割は厳しいですね。その分トップ8回取っているので順位点19位で済んでいる感じですね。8回トップ取る戦いだからラスが多くなっているとも言えます。
過去シーズンは上位成績、特に2020シーズンはMVPだったので、成績下位は初めてだったのではないでしょうか。

4.アガリ率 0.15 (28位) 平均打点 7828.26 (2位)

平均打点 * アガリ率 = 1174.239 (23位)
攻撃力が低いですね。
2021シーズンだけの話なのか分かりませんが、とにかくアガるイメージでした。平均打点もイメージより高くて、データからすると一回一回大きい手を上がる雷電の麻雀のようになっています。

5.放銃率 0.1 (12位) 放銃平均打点 5262.5 (23位)

放銃率 * 放銃平均打点 = 526.250 (20位)(低いほうがよい)
守備力はリーグ平均より高いですね。

6.平均局打点 - 平均局放銃=647.989 (21位)

順位点だけじゃなく、一局ごとの点もリーグ下位だったようです。

7.副露率 0.17 (21位) リーチ率 0.24 (5位)

リーチ率はさすがに高いですね。
小賢しい事はせず、リーチで攻める攻めダルマらしい指標ですね。

2021-2022雑感

佐々木選手は、鳳凰位を連破している連盟を代表する選手です。それだけでなく他の雀士からも評価が高い、麻雀界を代表する選手です。
一発裏なしの連盟ルールと一発裏あり赤ありのMリーグルールには大きな開きがあると思います。その二つのルールで頂点を極めた佐々木選手はすごいと思うのですが、2021シーズンはうまくいきませんでした。
データはありませんが、佐々木選手の麻雀はすごくシンプルで、勝負できるかできないかを判断し、勝負できるときはまっすぐ勝負する、できないときはすっぱり降りるという麻雀だと思っています。一発消し、海底ずらし、ケイテン取りなど鳴きは少なく、勝負できないときはほとんど粘らない印象です。この戦い方は、シンプルである分、ごまかしが効きませんが、この戦い方で勝てるのであれば、ほとんど最強のスタイルのように思います。この戦い方に弱点があるとすれば、最強戦などの1半荘勝負といった、超短期決戦などでは粘る手段がないので黙して負けるしかない(なので、佐々木選手が最強位になる可能性は低いと思っています)というくらいで、10半荘、20半荘程度あれば自然と上位になると思っていました。
しかし、2021シーズン佐々木選手は成績下位になりました。なぜ、成績下位になったのかわかりません。

以下は、2021シーズンのリーチ率上位です。

選手名   リーチ率 アガリ率 放銃率 獲得ポイント順位
瑞原 明奈  0.28   0.27   0.05   1
萩原 聖人  0.28   0.14   0.1    31
茅森 早香  0.26   0.2    0.12   5
瀬戸熊 直樹 0.26   0.14   0.16   32
佐々木 寿人 0.24   0.15   0.1    20

リーチ率上位には、成績上位と下位が入り乱れています。
単純にリーチ率が高い選手が成績が悪かったとは言えなそうです(副露率が低い選手は成績が悪い選手が多かったです)。

何故、佐々木選手の成績が悪かったのか、2021シーズンだけ運が悪かったのかわかりません。
ただ、格闘倶楽部にとっては大きな問題です。ABEMAの多井選手、パイレーツの小林選手など、チームの大黒柱の選手がいます。佐々木選手は格闘倶楽部の大黒柱でしょう。大黒柱の成績が悪いとセミファイナル進出が怪しくなります。
2021シーズンは、滝沢選手と伊達選手が活躍したことでセミファイナル、ファイナルに進めましたが、佐々木選手が大黒柱であることは変わらないでしょう。2022シーズンでの面目躍如を期待しております。

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