むしゃくしゃしてストリップクラブ行ってみた
1,我がバイト先のベルリンの壁
みなさんどうも
ワーホリ限界成人男性です。
真面目な記事が続いたのでスナック感覚で読める碌でもないnoteを書いていきます。
現在、我が居住地である愛しの地、ベルリン。
冷戦の時代。ドイツは東西に分断されており、首都であるベルリンも同様に分断されていました。
その分断の象徴である、ベルリンの壁。
1989年に崩壊したこの壁によって、分断されていたドイツは再統合を果たし、現代のそれは旧時代を象徴するモニュメントとしての存在になりました。
しかし、現代でもなお、ベルリン市内に当時そのままの分断としての役割を担ったベルリンの壁が存在するのです。
それは我がバイト先のホールとキッチンを分ける暖簾。
我がバイト先の日本食料理屋は日本人夫婦が営んでおり、キッチンとホールでそれぞれ夫婦で完全に分業化されてます。
故に、店がうまく回らない際はホールとキッチン同士で小競り合いが多発するわけです。
店がうまく回らないことによる店主夫婦のお互いへの責任のなすりつけ合いと感情のぶつけ合いの応酬。
欧州だけに。
その象徴である我がバイト先のホールとキッチンを分ける暖簾こそ、ベルリンに残った最後の分断の機能を果たし続けるベルリンの壁と言えるでしょう。
文字通り旧時代の遺物です。
そんな従業員としてもストレスフルな職場環境でのある日。
バイトが1人飛んで、地獄の戦場と化した職場で、夫婦喧嘩をBGMに永遠と運ばれてくる食器を洗い続けた私は、週1の給料として200ユーロというまとまった金額を手に入れました。
現状のその日暮らしのバイト戦士の身分ゆえ、月の生活費を支払うのが精一杯。
しかし、溜まったストレスを前にまとまったお金が手に入れば、それを元手に発散したいのが人間の性。
いっちょストリップクラブ行ってみるか!!!!!!
これが忙殺された脳みその、その日に導き出した結論です。
2,入店
ざざっとグーグルで調べて今回行くことに決めたのはこちら。
Rush Hour Berlin
口コミを読む感じ30ユーロ払えば入れて、裸の女性が見れるようだったのでこちらに決定。グーグル評価も高いし。
深夜の12時に電車とバスを乗り換えながら目的地に向かう。
ベルリンは平日の場合12~1時くらいで電車は終電を迎えるが、バスは夜中も走っている。
途中、バス乗り場がわからなくて言葉通じない中、そこらへんの黒人のにーちゃんに話しかけてみるも「俺もわからないんだよね」って言われて一緒に探す。
そんなこんなで小一時間ほど目的地に到着。
すげー!映画とかでみるやつやーん!
というミーハーな語彙力低めの感想を心に、わくてかしながらも、
ヘタレなので入っても問題ないかと店の周りをまずはウロウロ。
そもそも、こういう方向性のえっちなお店どころか、クラブ自体一人で行ったことないので流石に緊張する。
でもバーレスク東京(現:ROKUSAN ANGEL)は父親と一緒に行ったことある。
店前をウロウロしてると、おっちゃんが一人タバコ吸ってたりしてるなーと気がつく。最初は中の客が外の空気を吸ってるのかなと思っていたが、どうやらバウンサー(セキュリティ)のようだ。
中に入ろうとすると話しかけてきたので、
(今自由に使えるお金)100ユーロほどしかお金ないんだけど大丈夫?
と聞いてみる。
すると、
「ドリンク飲んだらすぐお金なくなるけど大丈夫だよ」
とのこと。
ゲームや映画の影響で、こういうバウンサーは厳ついイメージがあったが、気の良い優しいおっちゃんだった。
中に入ると受付のおねーちゃんから入場料の徴収と、簡単なシステムを教えてもらう。
入場料は30ユーロで、お金を払うとダンサーへのチップとして10枚の専用通貨を渡される。多分1枚1ユーロ換算だろう。
手荷物のリュックサックを受付のおねーちゃんに預け、席に案内される。
月曜日という平日だったからか、ダンサーは10人満たないくらい。
ぱっと見たところ客も4,5団体くらいだろうか。
1人できてる客もいる。
客もダンサーも少ないからか、踊り場は2つあるが、片方のみが使われていた。
3,初のストリップクラブ
とりあえず、手持ち無沙汰でぼーっと眺めるのも居心地が悪いので、ビールだけもらおうとバーカウンターへ。
コロナビール1本8ユーロとかいう完全に夜のお店価格を支払って酒瓶を片手に席に着席。
眼の前2m先には薄着のおねーちゃんがおっぱいを揺らしながらポールダンスを踊るこの光景。
正直気分は悪くない。
ビール代金を入れても40ユーロで女性の裸見放題。
値段に対して味わう贅沢気分としてはなかなかだ。
簡単な流れを説明すると、場所の音楽を仕切ってると思われるDJが踊る女の子を指名する。
すると、ホールで待機してる薄着のおねーちゃんが踊り場に上がり、踊りながら途中でおっぱいを出したりしつつ、踊り終わりにパンツを脱ぐ。
で、客のいるテーブルを回って、チップと勧誘の営業をかけていく
という流れだ。
つまり、何が言いたいかというと。
がっつりま◯こみれるわけじゃないんだな〜
ってことだ。
普段iw◯raでえっちなMMDダンスみてるせいで、丸出しでガニ股大開きでま◯こ見れるのを期待していたので、ちょっとそこはイメージと違ったところだ。
それはそれとしてま◯こがっつりみれないとなると、たまにちらっと見えるア◯ルのシワがいいアクセントになる。
やはりエロとはチラリズムだなというのをア◯ルが思い出させてくれる。
一通り踊り終わったタトゥーバッチバチの金髪のおねーちゃんが、踊り終わりに脱いだパンツを再度履き直してから客席に回ってきた。
みんなパンツの紐にチップを入れてたので便乗して俺もチップを差し込む。
私は次のおねーちゃんが踊り場に上がったのをぼーっと眺めていると、チップを回収してたおねーちゃんが客席を一周し終わって、私の席に戻ってきた。
「どこからきたの?」
と、聞かれたので日本だよ!って答えると、どうやら彼女は1年ほど日本に住んでたらしく、色々会話してくれた。
ドイツに来て驚くのは、日本へ旅行したことがある人の多さだ。しかも皆「とてもいい国だった!」と語ってくれる。
ヨーロッパの旅行好きとバケーション文化のおかげだろう。わざわざ飛行機で20時間程度もかかる国によく来てくれるものだ。
タトゥーのお姉ちゃんは大阪にも東京にも行ったことあるらしく、話は弾んだ。「日本は安全でご飯も美味しくて安い、いい国だよね」と。
それに対して私は日本は安全だけど日本人だけしかいないから、私はベルリンのいろんな国の人々がいる場所のほうがカオスで好きだな、というと
「そういうのはcosmopolitan(国際的な、世界的な)だね、日本の場合は
homogenization(均一化された)だよ。」
と、教えてくれた。
俺はストリップクラブに来たはずなのに気がついたら英会話教室に来ていたようだ。実際、会話の練習になるからありがたいことこの上ない。
ある程度会話してると「プライベートルームで踊るから行かない?」と勧誘をかけられる。100ユーロで50分間部屋で二人になれるらしい。
つまり、セ◯クスというわけだ!!!
私はそれを断った。
なぜなら清純潔白の体現者たる私は、どれだけ相手が魅力的な女性であろうとも婚前の性交渉はしない主義だからだ。
本当のことをいうとお金ないし、仕事終わりでめっちゃ疲れてたからちんちん勃つ自信なかったからだ。
あと、個人的にポールダンスとかタトゥーとかって「エロい!!」ってより「かっこいい!!!」って感情のほうが勝っちゃってなかなかそういう気分にならない・・・
文化の差だろうか、いや、自分の性経験の低さだな・・・。
ごめんね、今日は全部で100ユーロしか持ってきてないから、できないよ、次は持ってくるよ!
と、相手に悪い顔をさせないように疲れた脳みそに鞭打って高速で最適解の言い回しにたどり着き、
お誘いを断るとタトゥーのお姉ちゃんは笑顔とともに去っていってしまった。
私の席のソファーにはお姉ちゃんがさっきまで座っていた人肌のぬくもりだけが残っていた。
どうやら奥の地下へ続く階段がプライベートルームになっており、お金を払うとダンサーのお姉ちゃんとそっちに行くようだ。
階段の下からは若いときのレオナルド・ディカプリオみたいな鋭い眼光をした20代前半の男前の男性がダンサーの女性と出てきたが、
あんなキレッキレなキメ顔しながらシャツのボタン留めてるけれど、ただ一発やってきただけだなって思うとシュールな笑いがでてくる。
トイレもどうやら階段の下にあるようで、小便のついでに地下に降りてみた。
降りるとすぐにバウンサーが座っており、左側はカラオケの個室みたいなのが乱立している。多分これがセ◯クス用のプライベートルームだろう。
右に曲がるとトイレがあり、ちゃんと掃除されていて清潔感があった。
ただおもしろいのが、男性用小便器が、いわゆる立ちバックの体勢の女性の下半身の像の下についている。
つまり、小便するときに必然的にセ◯クスの体勢になるわけだ。
これは男心をくすぐるが、正直自分のちんちんが見えにくいという感想が先に来た。
さくっと小便を済ませて、トイレに案内してくれた地下のバウンサーに軽く感謝を伝える。
よくみると彼の座っているテーブルにはラムネのようなカラフルなお菓子のようなものが散乱している。
その時は特に何も思わなかったが、あとから思うと完全に客に売るためのドラ◯グだったんだろうな・・・と。
ドイツはマリファナも合法化されている背景もあり、ドラ◯グの入手は日本とは比べ物にならないほど容易なんだろうなというのがこういうところから想像できる。
1時間以上ビール一本で粘り続け、
チップも底をつきたので流石に店を後にした。
ビールの空ビンだけ抱えて、ダンサーの女の子達にチップも払わず、セ◯クスもしないまま店に居座るほどの胆力は持ち合わせていない。
受付で荷物を受け取り、出入り口のバウンサーは入場時と同様に、帰りも優しく見送ってくれた。
4,帰宅
晩飯も食べずにいたため、店を出てすぐにKIOSK(こっちの小規模なコンビニのようなもの、24時間やってる店がほとんど)でポテチを適当に買って、がむしゃらに食べ歩きしながら帰る深夜3時。
たった40ユーロで得られる幸福度としては相当なものであったが、何度も同じように入店していると、ダンサーの女の子たちに
「あいつは見てるだけで私等(ダンサー)らにとってはほとんど収入にならない客」
として顔を覚えられかねないので、もし次行くことがあったらそのときは是非とも入場料とは別に100ユーロ握りしめて行くとしよう。
みなさんもベルリンに行くことがあったら興味があれば是非。
Rush Hour Berlinではたった30ユーロでおっぱいが見れて、しかも英会話の練習になります。
(以下乞食用)
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