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(ちいさなポエム)するりと抜けて

それはもうきっと 
ただの執着に過ぎず

ときめいた日々も
キラキラした眩さも

無かったことのように
遠くなって

哀しい気持ちだけ
やけにリアルで

だんだん静かに
受け入れて

そうして
小さくなってく執着の
断片が
またひとつ、ひとつと

するりと抜けてく

ああ、その執着すらも
愛しかったと

叫べど届かない場所ヘ

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