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今年も、キンチョーが変なラジオCMをはじめる季節。

去年は日本を代表する異端作家として、芥川賞作家の町田康が人間界をなげいていた。
今年は、煙の出る殺虫剤を火事と勘違いしてやってきた消防士とお嬢さんの恋を描いたラジオドラマ「なな子と光三郎」シリーズ。

こうしてまとめたのを聞けば理解できるけど、ラジオって、何かほかのことしながら聞いてるから、
「・・・あれ? DJの声が変わって何か違うコーナーになった?」
と意識したときは終わってたりして、内容以前に「あれ?今のなんだった?」ってなかなか展開を追えない。最後まで公開されたら印象変わるかなー。

また今年は水着女性が、水性と油性の殺虫剤を説明する動画もあがっている。「水性」のときだけ後ろの人がプールに飛び込む。

最初、後ろの人は空気階段の人?と思ったけど違った。なんかアロハシャツのイメージと世界観と、名前に「水」が入ってるところで連想したけど、全然違う。(そもそもアロハは水川さんじゃなくて鈴木もぐらだった)


買いかぶってるだけかもしれないけど、動画のタイトルに虫の名前を入れないし姿も出さないのは、
虫の名を出しちゃうと、YOUTUBEのおせっかいAIが
「その虫に興味あるのなら、こちらもおすすめします」
と、他の虫動画を出してくるのを避けてんじゃないか?

昔からすごく印象に残る宣伝をやってきた会社だから、そこまで考えてもおかしくない。
公式サイトも、そもそも虫を嫌がる人が見に来る場所だから、効果を説明しつつ、「姿」を表示するときはイラストで出すようにしてある。

あいつらを駆除するのがキンチョーの任務だけど、完全に絶滅させてしまったら仕事が成り立たない。
姿はなるべく見せず、適度にやっつけつつ、かといって絶滅させず、いい感じのディスタンスを保っているので覗いてみてほしい。

読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。