【Vtuber】ガリベンガーV ハチの謎に迫る回と次回「戦場カメラマン」回の期待。

初期から番組を支えてきた虫に詳しいカルロ・ピノさまの代わりに新しい顔ぶれ。最近は全身キャプチャー?のヨガ回があったり、ゲストが高橋名人と男性Vチューバーひとりだったり、いろんな実験的なことやってますね。

初期は「バーチャルユーチューバーと小峠!」って組み合わせだけで新鮮で、素人に近いおしゃべり好きな女の子たちを剛腕でまとめるのが、明石家さんまさんが好き勝手喋る女性らとぶつかり合っていた「恋のから騒ぎ」みたいだった。
苦手な人もいそうなハチの巣の写真をしっかり出すところが好き。虫の写真とか、食事時だとちょっと…な写真をゲストといっしょに「ひゃー」って見るの面白い。

次回は戦場カメラマンの渡部陽一さんにヤマトイオリ、島村シャルロットというかなり攻めてる人選。

最近ヤマトイオリの初期配信をまた見たけど、やっぱり面白い!んですわ!すげえ動きながらしゃべってるし、一つの話が終わるまえにキャンセルして思いついたことが口から出てくるし、

子供のようで天然キャラのようで、どれとも違う。すごいすごいって言ってるのが自分だけなのにいい加減疲れたので、みんなですごいって言ってほしい。

けど、有名Vチューバーは、だれもかれも声付きマインクラフト大会になる傾向があって、ヤマトイオリが初めて見たものの話を聞きたい自分には寂しい日々だったのです。

インディーズ音楽でも映画でもゲームでも、話題にしてほしい作り手はいっぱいいるし、彼女らも好きなことや話したいことはあるだろうに、結局休みなく活動するにはマイクラが安定なのか。マイクラの悪口言いたいわけじゃないけど、失敗でもいろいろ違うことをやって、たまに忘れがたい回があれば、その配信者についていきたくなる。


もうひとつついでに文句を言うと、ガリベンガーVという番組について前から思っていたことなんだけど、戦闘機とか戦争とかを、ただ面白い、かっこいい、だけで終わらせてしまうのが気になる。
戦闘機とか軍艦とかでも、擬人化されてて可愛いイメージがあるって聞いたとき、「うわ~令和の若者~」ってなってしまった。

誰でもあることだけど、おじいちゃん、ひいじいちゃんが話さないだけで、実は戦闘機に関するつらい記憶がある人も多いから。
昔のタイタニック回で、資料を読んでいくと思わず涙につながる回があった。泣いてるのをごまかして普通に終わることもできる番組でそんな展開になるなんて思ってもなかった。初めて見た。

数多くの死を間近で見てきた戦場カメラマン、渡部陽一をただ喋り方が面白いひと、というだけの使い方をしてきた番組も多いけど、意外とガリベンガーVなら攻めた展開にしてくれないかな、と期待している。

過酷な現実と、面白い配信をしているVチューバー。
ふたつの全然違うものがぶつかったときに発生する火花が見たい。


読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。