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ここを読んでいっこも興味がわかなければ、残念ながらぼくはあなたにとって価値がない。
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2022年12月の記事一覧

漫才を観る前とあとで、すこし違う自分になる【M1グランプリ2022】

毎年、M1チャンピオンになった人を「最初から求めていた」みたいな空気になる。マヂカルラブリーみたいな人を地下から発見して、趣味の沼に浸りたいと、一昨年彼らが優勝したときは思った。 去年は、錦鯉みたいなダメな自分にも、もしかしたら人生が一変するようなことがあるかもしれないと思えた。社会みんなが彼らのような人を求めていたように見えた。お笑いの賞レースひとつで、世の価値観がすこし動いて見えた。 2022年の王者はウエストランド。さえない男がユーチューバーや視聴者や、かっこつけて

THE W2022 女芸人ナンバーワン決定戦

THE W見れました! 女性を男性審査員ばかりで評価するのはどうなのかと、当事者でもないのにぐちゃぐちゃ駄文をもらしてしまった過去の恥ずかしエントリーは見ないでください。 女性が男性に付き合わされるかたちじゃなくて、楽しいからうんこの格好をして、それであっけらかんと笑える開放感。 「男性社会と女性のあり方が…」 とか、無理にそういうことと関連づけなくて、面白そうだからやってみた感じが、いい大会だった。 真剣勝負の緊張感と女子だけのパーティ感がちょうどいい。麒麟川島さんが女