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ここを読んでいっこも興味がわかなければ、残念ながらぼくはあなたにとって価値がない。
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2019年9月の記事一覧

好きなことで生きている人が「ヤラセ番組に出た人でしょ?」 と言われるきっかけを作ってしまった罪深さ。

「クレイジージャーニー」は、危険地帯や秘境の祭り、職人など、ジャンルにしばられず、国境を無視して活躍する人を取り上げる番組だ。 クロックス派の松本人志にオーダーメイドで最高の革靴を作った職人。国宝の再現をこころみる焼き物の先生。リヤカーに荷物を積んで何十年も旅をする男。 スラム取材、虫だらけの下水道に住む浮浪者。彼らのメシを食い、寝床に入った。 廃人同様のドラッグ中毒者。こういう人がいるのは知識では知ってたけど、映すことは、こんなに強いのか。目の動きがおかしくなっている。息

ねえねえ、生理ちゃんの腕はどうしてそんなに太いの?

それはね、女の腹をぶん殴って、来ない人に痛みを「見せる」ためだよ。 いわゆる擬人化ブームに乗っかって「なんと生理まで擬人化!」的な話題作りじゃないんだよ。 僕の愛読しているコミックビーム連載、小山健「生理ちゃん」が映画化です。 生理の可視化という、とっぴな設定で男女のすれ違いや仕事論を描く。 リゾート地に旅行に来たカップルに「性欲くん」がやってきて、つまらないいざこざを起こしたり、弱さを見せない立ち仕事の女性に「生理ちゃん」が迫る。 外から見れば、機嫌が悪くなっただけの人だ