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自律分散型社会とは

Web3、NFT、メタバース、仮想通貨、ブロックチェーン、DAOというコトバを聞かない日はない。おおくのスタートアップが参加し、VCが大量のお金を投資し、大手企業も参入している。Web業界はこことぞと稼ごうとお祭り状態だ。

しかし、そこにはバブルがあるだけで、アーリーアダプターが青田買いをしているか、アンテナの高い子たちが楽しんでるかだけだけど、みんな本質を忘れてる。

Web3の本質は自律分散型社会への移行だ。巨大SNSを運営してるゲートキーパー企業に距離を置いて、個が自律して分散しながら生きていきながら、ゆるやかにネットワークで繋がる。本来Web1.0はそういう世界だったものを、もう一度取り戻すことが本質だ。完全に元に戻るのではなく、スパイラル状にもどるのがWeb3だ。そのための技術としてブロックチェーンといわれる分散台帳方式の暗号化技術がある。

スマートフォンの正体は、常時インターネットに接続された、ポケットにはいるスーパーコンピューターだ。それがキャズムのかべをこえ、この10年で超高齢者や、超低学年をのぞいて、ほぼすべてのひとに普及した。すでにauは3Gを終了し、ガラケーはなくなりつつある。

時代は、デジタルファーストはすでにおわり、モバイルファーストに移行した。さらにSNSの普及によって、リアルな友だちより、ホンネを言えるバーチャル空間の友だちのほうがリアルになってる。そう、バーチャルファーストの時代がすでに到来してるのだ。

コロナがあければ、20年以上まえからあるオフ会文化がはじまるだろうから、バーチャルな友だちはリアルな友だちになり、お互いはネットデスで自己開示してるから、相互理解は終わっていて、ホンネの言える親友になり、時として結婚したりする。わたしの弟もそうだったし、わたしもそうだった。

そんな夫婦は、同じ部屋にいてもチャットで会話するそうな。もう、家族や夫婦やシェアハウスやコレクティブハウスなんて、リアルに暮らすことが、あまり大きな意味をなさなくなってる。

個は個として暮らし、自律分散しながら、悪い言い方したらいいとこ取りで友だちと緩くつながる。リコメンデーション文化なZ世代は特にその傾向が高い。

淋しいからバーチャルに来る人も多いだろう、言えないセクシャリティや、プライバシーを話したくって、アバターに返信して来る人もいるだろう。でもね、最後はちゃんとおひとり様として個を確立してない人は、難しいとおのうのが、バーチャルのなかの人格。べつにネカマになって参加したってそれは構わないのだけど、メンヘラ的な依存症は嫌われます。

なので、わたしはWeb3時代にそなえて、おひとりさま訓練をするのです。


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