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ワンピースは女装ではございません

コロナでずっと在宅仕事だし、お客様とのミーティングもほとんどオンラインだし、外に出る事がほとんどなくなった。
だから、家では超楽カッコをしたい。そこで行き着いたのがこの記事だ。

結局、人類の洋服は、まず股間を隠す事から始まり、自然と前合わせワンピースになってきたのだ。そもそも和服は前合わせワンピースだし、ギリシャやローマの服も肩当たりで布を巻いてるワンピースだ。

そもそも男性が履くズボンは、モンゴルあたりの民族が馬に乗るために生まれた。和服の袴も馬乗り袴と行燈袴があり、前者はパンツスタイルで、後者はスカートスタイルだ。

ギリシャ、ローマ時代は、パンツはあくまでも労働着で、身分の低いものが着るものだった。その後、中世になり、馬にのる貴族が、タイツ状のものを着て、無駄に股間に詰め物をしてモノが大きいことを主張する時代を経て、鉱山等で働く人向けに今のズボンが生まれる。この頃、同じ様に鉱山で働く女性が登場し、彼女たちは男性用のズボンをはくようになった。これが女性がズボンをはく最初の機会だ。

考えればジーンズもゴールドラッシュで沸く鉱山の街で産まれた労働着だ。その地域に多かった毒蛇を避けるために、藍染めにされたという話を聞いた事がある。ちなみにチノパンは宅配便のユニホームや軍服から始まったと聞いたことがあるけど、たしかかどうか分からない。機会あれば調べてみたい。

ようするにズボンはさほど歴史のある洋服ではなく、あくまでも作業着だったのだ。本来は、人間はワンピースを着ていたのだ。

で、ワンピースといえども、ウエストにゴムがあったり、ベルトをしたら意味がない。とにかくウエストを締め付けないのがワンピースでくつろぐための鉄則だ。

男子がきおつけないといけないのは、意外とスカートは足が広がらず、転けそうになることがある。あと、下が開いてるからスースーするかとおもいきや、そういうときもあるけど、以外と暑い。夏にロングワンピースを着るときは注意が必要だ。できればAラインだったり、フレアーだったりして、ウエストに締め付け感のないやつを選んだほうがいい。

ラムネさんがいうとおり、生地はコットンがいい。それもオーガニックコットンならなおさらだ。ただ、男性と女性は骨格が違い、トルソーといわれる型紙を作るボディが違う。そのため、タイトなものだと、アームホールの位置や、腰の位置が違うため、サイズは合ってるのに、着た感じに違和感がある。

そういうときは、ユニクロ/GUに比べると大きく予算がかかるけど、男性用のトルソーで、かわいいワンピースをつくっているブランドがある。ブローレンヂだ。

正直なところ、女装するわけじゃないから、無駄に可愛い必要はないのだけど、まぁたまに女子気分を味わうのも悪くないし、品質はファストファッションより断然いいはず。男性モデルが着てる例もあるし、前合わせボタンをジャケットのように来ている高齢の男性の写真を見せてもらったことがあるけど、かなりかっこよかった。これから夏なので、長袖はいまは買わないけど、秋になったら良いかもっておもってる。

自分がかったGUのワンピースは、長袖、半袖でもきれるようにブラウスと合わせて着れるものを買った。ただ買ってからきづいたのはコットンでなくってポリエステルだったのだ。確かにテロって感があって、綺麗なのだけど、洗濯してもシワがとれないのと、あまりAラインじゃないから、足がひろがらず転けそうになる。ま、かわいいからいいんだけど。

女子が、男子の服を着ることに、なんの抵抗もないだろうけど、男子がスカートやワンピースを着て歩いてると、かなり奇異な目で見られる。それは、女子が社会進出することより、男子が家庭進出することのほうが大変だってことと同じだ。女性開放はもちろん賛成だけど、そろそろ男性開放もして欲しいと思う。ほんま。

さ、男子諸君、今年の夏はワンピース着てくつろごう!

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