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繭棚

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繭棚 / MayuDana プロジェクトで、見て聞いて、調べて知った事を発信するメディアです
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#繭棚

繭棚考察書簡:2023-10-6 ぼくはぼく

町田市木曽東にオープンした、みなさんの居場所「ぼくはぼく」に行ってきました。「ぼくはぼく」は元々、鶴川団地の商店街の中に平成初期からあった物が、自分達の好きにできるような場所を探して、町田の木曽東というメインストリートの一本裏手のアパートの1階をリノベしてオープンしたのでした。 コンセプトとしては、境界線を作らない、こども食堂、高齢者の居場所、障害者の居場所といったようなカテゴリーを作らず、みなさんの居場所であることを基本としてます。 建物のとなりにはデイケア、その隣には

繭棚考察書簡:2023-9-15:ペルソナ

朝起きて、モヤモヤしたのは、繭棚のお客様って誰だろうってことだった。子ども達? おばあちゃん? 漫然とした言葉は浮かんでいるけど、まだしっかり形にしてない。 ペルソナを作ろう そう、ペルソナをつくるべきなんだ。プラグマティック・ペルソナで構わないので、お客様像を具体的にモデリングすべき時期が来たのだと思った。 ぼちぼち本業のデザインコンサルタントとしての仕事をしよう。 本来、市場調査やユーザーインタビューを経てつくるらなければならないペルソナを、暫定的に妄想だけで作

繭棚考察書簡:2023-9-15:デリカフェ

社会変革デザインの実験としての繭棚は、こども食堂+おとな食堂を基本とした地域コミュニティとして考えられている。初期は自宅ではじめるパートタイムのカフェから実験をすすめ、最終的にデリカフェの形態の食堂をつくることが構想として浮上した。 その参考になるとおもって、ちょうどお昼ご飯に立ち寄った無印良品のカフェ、Café&MealMUJIの渋谷店を体験してみたので、フォトレポートをしよう。 繭棚のデリカフェのイメージ(案) 近所のひとが気軽に立ち寄れる:テイクアウトデリ た

繭棚考察書簡:2023-8-4

このマガジンは繭棚のヒントになる居場所を見学して取材した記事を列挙する予定だったのだけど、なかなか暑いなか取材先に挨拶はするものの、まだ取材するほどの関係性が築けず、進まなかった。 繭棚マガジン一方で、繭棚のヒントになる本や資料の読書は、すこしづつ進んでいて、少ないながら見てきた居場所、人づてに聞いた居場所についての話や、過去自分が体験した居場所の経験と合わせて、考察は少しづつ進んできた。 何をやるべきかを考えるには、何をやらないのかを考えることとだ。 そして、全く予備

みんなといっしょ(江戸川区)

[←繭棚にもどる] (この記事はプレ取材記事です。おってインタビューを加えてアップデートする予定です) 江戸川区 瑞江の商店街の一角にある、こどもの見守りサービスを中心とした居場所。 小学校4年生で終わる学童保育を卒業した、小学校高学年から中学生ぐらいのこども達が利用者の中心。男の子のほうが多い。 オーナーの瑠可さんは、既婚歴があり、息子さんもいるセクマイさんで、ユースのセクシャルマイノリティの相談や、生理の貧困の相談などもおこなっている。そのため部屋には、レインボー