続・韓国人の私の『六本木クラス』の楽しみかた
안녕하세요（アンニョンハセヨ）南うさぎです。
『六本木クラス』（テレビ朝日系・Netflex）は、竹内涼真演じる主人公・宮部新（あらた）と、香川照之演じる敵役・長屋の会長との戦いがますます本格的になり、展開もスピードが早く、さらに面白くなってきました。
私は香川照之さんが好きで、悪役の彼の演技力にはまり長屋の会長が登場するシーンはいつも興味津々です。『六本木クラス』では新の長屋への投資金額が『梨泰院クラス』より高く設定されていて、これからの新と長屋との本格的な戦いに期待が膨らみます。
会長が新が経営する居酒屋「二代目みやべ」が入っているビルを買ってしまうシーンは『梨泰院クラス』には韓国ならでの複雑な賃貸事情がありましたが、『六本木クラス』は老朽化によるビルの取り壊しでお店を出なくてはいけないという、わかりやすい設定に変わっていて展開もスムーズでした。
二代目みやべに葵（平手友梨奈）がマネージャーとして加わって、お店は繁盛します。料理のレベルも上がり、テーブルやインテリアも変えてカジュアルな雰囲気で素敵なお店に変身しています。『梨泰院クラス』の主人公・セロイ（パク・ソジュン）が経営する居酒屋・タンバムも、二代目みやべもどちらもすぐにでも飲みに行きたくなるお店です。
『六本木クラス』のロケ地は六本木ヒルズとその周辺が多く、背景に登場する東京タワーもとても素敵で、ドラマを見ているとつい出かけたくなります。
私はヒルズから眺める東京タワーの風景が好きで、冬のけやき坂のイルミネーションもドラマの背景になったらいいなと思いました。そういえば、『梨泰院クラス』は冬のシーンが多くて『六本木クラス』は夏のシーンが多いようですね。
葵（韓国版ではキム・ダミ演じるイソ）が、キスを止めるシーンは『梨泰院クラス』で見たとき、とても斬新で、そのときの感想は今でも生々しく覚えています。イソにすっかりハマったのもここからかなと思います。このシーンはどちらも何回見ても笑えて、いい感じです。
また、葵が新に、イソがセロイに、その心の痛みを感じて、愛する気持ちが高まる瞬間は胸がキュンとして思わず感情が入ってしまいますね。
最後は料理ですが、二代目みやべのメインメニューとして登場したコーラとニンニク入りのから揚げもとても美味しそうで、長屋の会長が二代目みやべに行ってから揚げを食べるシーンは思わずよだれが出てきました。
韓国で日本のから揚げの専門店があったらきっと人気を集めるだろうなと思いつつ、これからの長屋と二代目みやべの料理対決も楽しみしています。
長屋の会長が二代目みやべに食事に来たシーンと、『梨泰院クラス』で長家の会長がタンバムに来たシーンでの料理も比較してみると面白いです。
タンバムで飲まれるメインのお酒は焼酎ですので、人気メニューとして登場する料理も韓国の焼酎に合うおつまみです。
韓国では、焼酎はビールと同じように若い世代から年配の世代まで愛されて気軽に楽しめるお酒です。焼酎のおつまみとしては鍋物や炒め物、とくに豚肉を素材とする料理が多く、味が濃いのでおかずにもなるものが多いです。
タンバムで長家の会長に出した料理は純豆腐チゲと豚もやし炒めで、会長は最後に白いご飯とともに食べています。
また、韓国でビールのおつまみとして一番人気なのはチキンです。「チメク：チキン＋ビール（麦酒 メクチュ）」としてドラマ『星から来たあなた』や『愛の不時着』でも登場しています。
ビールのおつまみはつぶ貝の和えものも人気が高いです。マッコリのおつまみといえばチヂミです。
韓国のポチャと呼ばれる居酒屋（タンバムのような飲み屋）には焼酎はもちろんビール、マッコリまでいろんなお酒やおつまみが揃っていますが、『梨泰院クラス』では焼酎を中心にそれに合わせたおつまみが出てくるので、そのところを意識してみるとドラマがさらに面白くなると思います。
https://note.com/minamiusagi/m/mc4b811bdf8e5
マガジン『韓国の食』には『梨泰院クラス』に登場した料理のレシピや他の韓国ドラマに登場した人気おつまみメニューのレシピも記載しています。
※次回更新は2022年8月26日（金）の予定です。
안녕！
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