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【非地上波】韓国ドラマ歴代視聴率ランキング5~1位

 안녕하세요(アンニョンハセヨ) 南うさぎです。

 前回に続いて、韓国で非地上波(ケーブルテレビ等)で放送されたドラマの歴代視聴率ランキング5~1位を紹介します。

5位『恋のスケッチ 応答せよ1988 응답하라 1988』 全20話 

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公式サイト(http://program.m.tving.com/tvn/reply1988)から。

最高視聴率:18.8%
放送年:2015年
放送局:tvN
放送時間:金・土 19:50~
脚本:イ・ウジョン
演出:シン・ウォンホ
主演:ヘリ、パク・ボコム、リュ・ジュンヨル

 韓国のケーブルテレビの歴史を変えたと言われる『応答せよ』シリーズの3作目です。ヒロインの夫探しというストーリーの流れはシリーズ通して一緒ですが、前作『応答せよ1997』『応答せよ1994』より前の1988年を背景に、さらにお母さん世代の家族ストーリーもディテールまで描き、世代を問わず愛された作品です。出演前は認知度が低かった俳優をキャスティングして、ドラマ人気とともに人気者にしていくという流れをシリーズとして定着させました。出演者たちは誰もが人気俳優入りを果たし、今も第一線で活躍を続けています。『応答せよ1988』は放送当時、非地上波で最高のヒット作品でしたが、その後『トッケビ』『愛の不時着』『SKYキャッスル』『夫婦の世界』などにその座を奪われました。また、ドラマが終影してからヘリとリュ・ジュンヨルが実際にカップルになり話題になりました。

4位 『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~ 도깨비』 全16話

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公式サイト(http://program.m.tving.com/tvn/dokebi)から。

最高視聴率:20.5% 
放送年:2016年
放送局:tvN 
放送時間:金・土 20:00~
脚本:キム・ウンスク
演出:イ・ウンボク
主演:コン・ユ、キム・ゴウン、イ・ドンウク、ユ・インナ

 脚本家キム・ウンスクが構想に3年も費やしたという思い入れの深い作品で、トッケビ役のキャスティングにコン・ユを5年間も提案したとか。「900年以上の間、不滅の命を生き続ける高麗時代の武臣=トッケビ」という素材でファンタジードラマを着想したのは2010年以前ですが、当時はCG技術が足りず制作費用も高くつくので、先に『シークレット・ガーデン』を執筆したそうです。『シークレット・ガーデン』では男女の魂が入れ替わりますが、『トッケビ』につながったと思われる世界を描いています。また『シークレット・ガーデン』でユ・インナが演じるイム・アヨンとその友人でヒロインのキル・ライム(ハ・ジウォン)が同居する家は『トッケビ』にも登場し、やはりユ・インナが演じるサニーが暮らしています。トッケビ=キム・シン(コン・ユ)とジ・ウンタク(キム・コ・ウン)のデートシーンで観覧した映画がコン・ユ主演の『新感染』だったりと、さまざまな話題がある大ヒット作です。

3位 『愛の不時着 사랑의 불시착』 全16話

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公式サイト(http://program.m.tving.com/tvn/cloy)から。

最高視聴率:21.7%
放送年:2019〜2020年
放送局:tvN
放送時間:土・日 21:00~
脚本: パク・ジウン
演出:イ・ジョンヒョ
主演:ソン・イェジン、ヒョンビン

 北朝鮮の将校と韓国の財閥令嬢のラブストーリーで、主演のソン・イェジンとヒョンビンだけではなく助演俳優たちの演技力も見どころで、海外でも高く評価された大ヒット作です。よく知られていない北朝鮮の日常がリアルに描かれ、多くの人に興味を持たれました。『愛の不時着』というタイトルは1989年に大ヒットした歌のタイトルでもあり、中高年層にはなじみがある懐かしいタイトルでした。また海外での反応が熱く、とくに日本での高い人気は韓国で話題になりました。

2位 『SKYキャッスル SKY캐슬』 全20話

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公式サイト(http://mtv.jtbc.joins.com/skycastle)から。

最高視聴率:23.8%
放送年:2018〜2019
放送局:JTBC
放送時間:金・土 22:50~ 
脚本:ユ・ヒョンミ
演出:チョ・ヒョンク、キム・トヒョン
主演:ヨム・ジョンア、チョン・ジュノ、イ・テラン、チェ・ウォンニョン、ユン・セラ、キム・ビョンチョルなど

 初回視聴率は1.7%と低視聴率でしたが、過酷な韓国の受験戦争を風刺的に描いた内容が評判を呼び、最終回はなんと23.7%となったという、低予算で大ヒットした伝説的作品です。ドラマの中で、富裕層の受験生が有利になるように暗躍し、報酬は「マンションの価格と同じくらい」とされる入試コーディネーターに関する内容は、70%以上事実であるという記事もあり、現実の教育問題も社会的な話題になりました。制作側は韓国の過度な教育形態を批判しようとする意図でしたが、ドラマの人気とともに入試コンサルティングやコーディネーターに関する問い合わせが殺到したそうです。また、実際のいくつかの事件がモチーフになっています(医大卒業後インターンまで終えた子が親との縁を切ろうして失踪した実話、双子姉妹による淑明女子大学校試験問題流出事件など)。

1位 『夫婦の世界 부부의 세계』 全16話

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公式サイト(http://mtv.jtbc.joins.com/plan/pr10011175)から。

最高視聴率:28.4%
放送年:2020年
放送局:JTBC
放送時間:金・土 22:50~ 
脚本:ジュ・ヒョン
演出:モ・ワンイル
主演:キム・ヒエ、バク・べジュン、ハン・ソヒ

 第12話でJTBC歴代最高視聴率、非地上波ドラマ歴代1位を更新しました。放送前から注目された『夫婦の世界』は、イギリスBBCドラマ『女医フォスター 夫の情事、私の決断』が原作で、愛だと信じていた夫婦の縁が裏切られ復讐に巻き込まれていくストーリーです。最終回の放送直後は結末に賛否両論あったのですが、時間が経つにつれて再評価され、離婚の現実をよく反映した結末という意見が多くなりました。原作の内容を壊さず新しく再解釈したのも評価されました。扇情性と暴力性があるとして19歳以上と15歳以上、2つのバージョンが作られています。2007年に放送されたドラマ『私の男の女』ではキム・ヒエが不倫相手を熱演していたので、妻という立場で演じている『夫婦の世界』と比較して楽しんでいる視聴者も多く、変わらないキム・ヒエの美貌と演技力は絶賛されています。

 非地上波の上位作品は、日本でも大ヒットした、おなじみのドラマばかりだったのではないでしょうか。また今度、別の記事で非地上波ドラマの変遷や成長を紹介していきたいと思います!


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