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打ち上げ花火を上げるまでに必要な5つの申請などのこと(新潟県版)

さて、今回の花火を上げるまでに必要な過程を5つのパートにわけて説明させていただきます。

花火を個人で上げることを考えている方は参考にしてね♪

と、その前にひとりで全部やりきるのは不可能に近いので、信頼できる仲間と一緒にプロジェクトを進めましょう!
最終的に打ち上げになれば警備などを含め人足が必要になりますし。
あとみんなで上げた方が絶対に盛り上がるから♪

また打ち上げ花火の規模によって必要な申請内容が変わるので、そのあたりについては……

このあたりの記事を参考にしてください。

ちなみに「ぽっぽ花火」は75発コース(無許可消費)でした。

無許可……と言っても必ず何かしらの申請は必要になりますので、そのあたりをこの記事をお伝えさせていただきますね!

▶︎地権者さんに許可を得る

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今回の打ち上げ場所が図の通りでした。

ちょっとわかりづらいですが、打ち上げ地点から20mくらい離れたところに「畑」があります。

また150mくらい離れたところにもやや大きめの畑がありました。

花火のカスなどが畑に落ちるので、そのあたりを説明する必要があります。

ということで、まずは畑の地権者さんに許可をとり、そこから話を進めることに。

ここでNGならすべてがNGですからね。

田舎の特権で、すぐに地権者さんが特定できて無事に許可をいただくことができました。

ありがとうございます。

また花火のカスなどのゴミはちゃんとこちらで処理する旨を伝えました。

▶︎区長へ連絡し、ご近所へ回覧版を回す

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次は打ち上げ場所近辺に回覧板を回してもらうために区長さん(町内会長)にご挨拶。

挨拶と言っても直接お会いすることはなく挨拶文と詳細をポストにINにしました。

打ち上げ10日くらい前にあらためて回覧版に入れて欲しい資料を用意してポストにIN。

今回は上町2丁目、4丁目、西泉田、東泉田、坂戸の5区の区長さんにお世話になりました。

こちらは実行委員メンバーと南魚沼市議の方にも協力いただき、スムーズに対応することができました。

また回覧板を回すことで、花火の告知にもなり、当日はご近所の方にたくさん観てもらえる結果に繋がりました。

▶︎消防署に届出

こちらについては花火師さん(片貝煙火工業)が書類を用意してくれたので、それを消防署に持っていくだけで、ほんと3秒くらいで終わりました。

「煙火打ち上げ届出書」という書類ですね。

こちらの申請についてはお願いした花火師さんに相談するのが一番早いと思います。

▶︎地域振興局(河川使用)

こちらは打ち上げる場所によって必要な場合と、不必要な場合があると思います。

今回、僕らが上げた花火は川に近いところで上げたので河川の使用申請が必要となりました。

必要な場合はこちらからダウンロードして申請してくださいね。

こちらも本来であればスムーズに出せるのですが、いろいろあってちょっとてこづりました。

▶︎警察署(通行止めと車の通行許可)

これが一番大変でした。

何度警察に行ったことか……。

まずはどの区間を通行止めにするのかを申請します。

で、そのあとにその通行止め区間内を車が走れるように申請する、という2段階の対応が必要。

申請書はありますが、かなりアバウトな感じで、それ以外にこちらで地図や写真を用意して添付しなくてはいけません。

これが超絶面倒で、何度もやり直しをくらい、はっきり言ってアンチキショーとなりました。笑

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泉田橋

いろいろとこちらで資料を用意しましたが、結局警察署で印刷してもらった地図に通行止め区間を入力し提出することに。

で、次は通行禁止にした道路を申請を出した車両が通行できるようにする申請書を提出します。

要は花火さんの車は作業のために通行止めがかかっている道路を走るので、それに申請が必要なのです。

花火師さんと実行委員会の車の2台分提出しました。

書類には……

・車両の種類
・車のナンバー
・通行止め期間
・通行止め区間
・その理由

などを記入するのですが、こちらにプラスして運転者の免許書のコピーと車検証が必要というハードル高めの設定。

知らない人も多いと思いますので、こちらでシェアさせていただきましたー!

そんなに難しくはないと思いますので、ぜひ花火上げてみませんか??

新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。