オークランドへ一人旅にでかけた話。完結(4)樹木、港と夕日。
2019/4/14 22:18
最終日の午前は気楽に構えて、気ままに過ごした。スターバックスでコーヒーをすすりながら書物をして1日が始まった。
本屋さんにいったり、
公園にいったり。
たまたま、歩いていたら見つけたアルバート公園。やっぱり公園が好きです。緑の中にいるだけでいつもせわしなく騒ぎたてている神経達が徐々にくつろぎ始める。人々が語らうのを眺めたり、噴水の水がせせらぐ音に耳をすませたり。
ポリネシアンの樹木達。
その国特有の気候、風土、それによって生まれる植物を眺めていると
"地球を体感しているんだ〜私〜"と壮大なものに触れている感覚になる。
夕方から、ユキミちゃんに会うことになっていた。
(ユキミちゃんとは、二日目のスカイタワーで出会ってお友達になったのだ。)私たちはアイスクリームショップに入った。
食べたのは確か、ナッツとキャラメル・フレーバー。(だったっけ?)"港町のアイスクリーム屋さん"ってさ、響きだけで可愛いよね。あざとめ。
その後に接客がとっても丁寧なレストランに入って、シャルドネを。ハッピーアワー、5ドル。夕日が海面をキラキラと踊らせているのを眺めながら、一口一口丁寧に飲む。シュワッシュワッと気分を爽やかにする、そんな時間でした。
ユキミちゃんとお別れした後に、オークランドを最後に味わい尽くそうと海沿いを歩いた。
白いヨットが水平線に見える。
対岸の光が、何かの宝石のようにきらきらと見えた。まるで ピンクの空に華奢なブレスレットをまいているかのよう。(写真では全く伝わらないけれど、そして表現方法も自分しかわからないけれど)
人々の空気感と自然の色彩が絶妙なさじ加減で溶け合って奏でられているハーモニー。まさに、マジックアワーと形容したくなる時間だった。"ああ、きて良かったな"。
心で感じられた時間だった。
(完)
Minami
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