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つみたてNISAのすごい「複利効果」

S&P500の年間平均リターン(利益率)は5~8%と言われています。
もちろん、〇〇ショックなどと年間を通してマイナスの年もあるのですが、その場合は概ね翌年以降、大きなリターンが出ることが多いので、つみたてNISAのような20年にも及ぶ長期投資では、この5~8%という数字を期待しても良いように思います。
さて、実際現在のつみたてNISA枠年間40万円を毎月33,333円ずつ分割してS&P500系の投資信託を購入した場合、どのような結果となるのでしょう?

金融庁の「資産運用シミュレーション」で計算します。

年利5%として、1年後の結果は409,291円となりました。
その後も年利5%が継続するとして、これら運用益込みで再投資されると仮定すると

409,291✕1.05✕1.05✕1.05・・・(19回)=1,034,258円
1,034,258÷400,000=2.586

なんと20年間で40万円が100万円以上となり、投資資金は2.586倍に化けます。これが運用益を更に再投資する複利効果のパワーです。
そして、毎年新たに40万円を20年間、計800万円投資するわけですから、最後の年の20年後(つまり40年後)には

この元手800万円が2.586倍の20,685,160円


となり、老後2,000万円問題(←今や死後?)が一気に解決するわけです。
しかも利益は非課税ですので、この金額は正味で受け取れます。

以前の記事で投資信託を積み立て設定する際に、必ず「再投資型」を選択するようお願いしましたが、それはこれがこの複利効果パワーを生み出す源泉となるからです。

年利平均5%以上の利回りが続くと仮定した「取らぬ狸の皮算用」的発想かも知れませんが、これが上手くいかない時とは、現在の資本主義社会に何らかの大きな変革が訪れたときでしょう。
それはもしかしたらお金など必要ない社会となっているかも知れませんし、世界が終わっているかも知れません。その時は諦めるしかないでしょう。
20年~40年先など誰にもわかりませんが、少なくとも今の社会体制が継続するうちは、かなり高い確率で成功すると考えますが、皆さんはどうですか?

同じようなシミュレーションを実施したYoutubeがありましたので、どうぞ参考にしてください。


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