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つみたてNISAとドルコスト平均法

「ドルコスト平均法」という積立投資にもっと有利な投資法があります。
これは、株や投資信託のように、値動きのある投資商品を一定株数買うのではなく、一定の金額で買い付けることにより、価格が安いときは多く、価格が高いときは少なく買うことになり、結果として平均単価を下げる効果が期待されることを言います。

たとえば、ある株(当初の株価100円)に継続して投資するとして、毎月15,000円ずつ購入する場合と、毎月150株ずつ購入する場合を比較してみます。

そして、両者の平均購入単価を計算してみます。

・定期購入 60,000円÷450株=133.3円
・定量購入 85,500円÷600株=142.5円

出典:ファイナンシャルフィールド

このように、実際に「ドルコスト平均法」の方が平均購入単価が安くなることがわかります。
そのため

  • 投資初心者でも株をタイミングを買うことを考えなくても、有利に株を買える。

  • 相場の値動きに流されて、私情を交えて勢いで株の高値を掴むことがなくなる。

というメリットがあるのです。
つみたてNISAは、毎月(毎日)投資信託を買う金額を事前に設定する仕組みですので、この「ドルコスト平均法」のメリットを自然に享受することができます。

ただし、「ドルコスト平均法」が有利となるのは、あくまでも投資対象が長期で上昇するということが必要条件となります。
また、後日記事を書きますが、もし既に十分な投資資金がある場合、わざわざ積み立てにしなくても、先に一定量まとめて投資して後で微調整するほうが有利なケースもあります。(これを「アセット・アロケーション」といいます)

いずれにしても、まずはつみたてNISAの非課税枠を最大限に利用して投資をする方が絶対有利ですので、投資経験のない方は「つみたてNISA」から始めることが一番良い方法であることには変わりありません。

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