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なぜアセット・アロケーション(資産配分)が必要なのか

ここまでとにかく個人資産は「つみたてNISA」等で、非課税枠を最大限に利用して「時価総額加重平均を採用したインデックスファンド」を淡々と積み立てることをお勧めしてきました。
また、「つみたてNISA」の複利効果や「ドルコスト平均法」についても説明しましたので、ほとんどの方の老後は、厚生年金をベースにこれら資産を加えることで、かなり安心できることが理解できたと思います。

ただ、「一応生活のメドはたったけど、もう少し余裕を持った暮らしをしたい」とか「老後は趣味や旅行など有意義に過ごしたいので、もっと資産を増やして行きたい」という方も多いでしょう。
そうなると、多少をリスクを取ってでも積極的な運用を手掛ける必要があります。

さぁ、「リスク」です。怖い言葉でしょう?
ウソです。資産運用のプロたちは

リスクを取らないとリターンは生まれない

ことを、良お~く知っています!
ただ、個人はリスクに溺れて失敗する人もたくさんいます。それは

徹底した「リスク管理」こそ資産形成の最も需要なファクター

ということを、一般個人の人たちはほとんど知らないからです。
「株で一発儲けてやる!」というのと「競馬で大穴を取ってやる」というのは、資金をつぎ込む対象こそ異なりますが、「リスク管理」という観点からは全くできていないため、どちらもギャンブルに過ぎません。
何に投資するかが重要ではなく

計算された資金をバランス良くどこに預けておくか

が重要なのです。
プロはみな、投資対象よりも「資金管理」が絶対条件です。
その重要性を良く知っているから、プロであり続けることができます。
それに対し、金融の勉強をしていない一般個人は、常に「何が儲かるか」を探し求めています。
その結果、絶えることがない金融詐欺事件に巻き込まれたり、大手生命保険会社や銀行に「新商品」を勧められ、ついつい購入してしまうのです。

「保険会社」や「銀行」はプロではないの?そう思われた方も多いでしょう。彼らは、顧客からお金を集めることはプロですが、運用のプロは内部のごく一部の人たちだけです。「証券会社」も同様です。資産運用なんてほとんど理解していません。

「でもそんな難しいこと、一般個人ができるのでしょうか?」
大丈夫です。これから少しずつ、一般個人でもできるアセット・アロケーションを説明していきます。コンピューターを使ってAIを駆使してなんてやらなくても、紙とペンと電卓だけでやれる方法をお教えします。
どうぞ最後まで付いてきてください。

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