自分に反論する

ネガティブ思考を止めるには、という話を見聞きした。

人間、誰しも(と信じているが)ネガティブな気分や考え方に囚われることがある。そんな時、どうやってその落ち込みから抜け出すのか。

こういうことをするといいらしい。

・自分に起こった、負の思考の要因となる出来事は事実として書き留める。
・その出来事に対して思ったことを書く。大抵は、ここがネガティブな感情のオンパレードになる。
・そして、その思ったことに別人視点で反論してみる。

大切なこととして、起きたことは「事実」であって変わらないが、自分がどう思ったかという「主観」は単一の答えではあり得ない。

自分が、投げかけられた質問に的外れな回答をしたとして「そうではなくて…」と相手方に言われたときを考える。

起きたことは「質問に要領を得ない回答をした」である。

そして自分が思うことは「ああ、恥ずかしい。馬鹿だと思われた。もう顔向けできない。失格だ。この先話を聞いてもらう時も、この程度の質問さえ理解できない人間だと思われる」……云々。

この先何年あるかわからない人生で、この先死ぬまでお付き合いするとは到底思えない人を相手にして、たった一つの出来事で自分をここまで追い詰める。ある意味で才能。

反論してみようと思う。「エラーがあるのが人間だし、仮にその質問を前もって知っていればベターな回答ができた」と。

事実と主観は違う。

小学校で習うようなことなのに、まだ実行できないとは。

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