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【映画感想】マブリーにハマっている。

ソン・ソックが観たくて、夫を誘い、「犯罪都市The Round Up」を観てきた。

マブリーこと、マ・ドンソクさんを初めて観たのは、
「新感染」。
コン・ユが観たくて観た、苦手なゾンビ映画に出ていたチンピラっぽい彼。
チンピラっぽいけど、人情味があって、妊娠中の奥さんを必死に守る、
大変いいやつ。狭い新幹線の中を、あの大きな体で
のしのしどしどし機敏に動いていた。
ゾンビやアクションものが大好きな夫曰く、
「この人めっちゃいいねん〜。この人よく出てるけど、
この体型でめちゃめちゃ動くねん」だそうだ。
「この人めっちゃいいねん〜」に釣られて、
「元彼は天才詐欺師」を観てみた。ここでは、しがない公務員。
暴力シーンはない。どちらかとやられる。コミカルな演技が面白かった。

「犯罪都市1」は観ていなかったが、
「2」の方にソン・ソックが出るやないかーい!と聞き、
今か今かと楽しみにしていた。
マブリーが出るなら、夫もいくに違いない。
「好きな俳優さんが出るから、観に行きたい」と伝えると
案の定、快諾。
私は予習のために「1」も観ることにする。
「1」にはソン・ソックはいないのだけれど。

http://www.finefilms.co.jp/outlaws/

「1」の方は、中国系の朝鮮族マフィアのお話。
マドンソク扮するマ・ソクトは強力班の警察。
これが強い。とにかく強い。ヤクザたちを相手にバタン!ドコン!ドスン!と
次から次へと倒していく。
えっと重機ですか?
ショベルカー?ダンプカー?誰も敵わないんですけど。
相手役もとにかく狂気じみていて、すぐに暴力を振るう、斧を
振り回すような人なんだが、マ・ドンソクと戦ったらもう一瞬、ていう安心感。
観ていて、爽快ですらある。
暴力シーンは嫌いだし、残虐なシーンもいやなんだけれど、
マ・ドンソクの可愛らしさと、強さで相殺される…気がする。
丸太みたいな腕を振り回して、ちっさいナイフぐらいじゃびくともしないが、
子どもには優しく、
朝鮮族の苦労している子どもに声をかけて、
「ここ、怪我してるよ」と肘を指さされるが、
腕が太すぎるあまりに、自分の腕が見えない、ていうコミカルな一面。
好き。
それを夫に伝えると、
「え、あんなに見どころのある映画で、一番印象に残ったん、そこ?」と
呆れられる始末。

で、「The RoundUp」も見終わり、目当ての俳優が
ソン・ソックであったことを伝えると、
「え?あのめちゃくちゃ怖そうな人?どこがいいん?」と言われる。
ええ。犯罪者の役でしたからね。
確かに、先にこれを見ていたら好きになっていなかったでしょうね。
怖い怖い。斧は小型であっても、背中?に仕舞わないでください。
なんで毎度斧やねん。猟奇的。斧ってところが。
血飛沫がひどいし。ソン・ソック、返り血で血まみれやないかい。

でもね、「私の解放日誌」で先に出会ってしまったんでね、私はね。
「そう」じゃない彼も観てるからさ。
狂気じみてるけど、その鍛えられた体も、
マ・ドンソクとアクションシーンこなしちゃうところも
かっこよく見えてしまうのだ。
血みどろは嫌いだけどね。

で、圧倒的なマ・ドンソクの強さとその可愛さにすっかりやられて、
「悪人伝」も観てみる。

夫曰く、こっちの方が面白いらしい。
こっちの方が好きなんだそう。
でもさ、マ・ドンソクがヤクザの親分ってさ…
見たまんまじゃない?
いや、面白いっちゃ面白いけどさ。
殺人鬼を相手に、ヤクザと警察が強力し合うっていうの、確かに
面白いけどさ。
マ・ドンソクが黒スーツにサングラスで背中に刺青って…
もう見たまんまやん。
怖くて震えちゃう。
優しい一面もあったけどね。
連続殺人鬼を相手に、ナイフで刺されようが、返り討ちに合わせちゃう、
唯一の生き残りっていうね。やっぱり強い、ていう。

やっぱり、夫とはとことん映画の趣味が合わないと痛感。
マ・ドンソクを見る視点がまず違う。
マ・ドンソクはあの怖い顔立ちで実は優しい、可愛いってのが
いいんじゃん。(個人の感想です)

でも、唯一の共通の趣味が初めてできるかもしれない。

それが、マ・ドンソク。

https://asatsukihiromi.com/theroundup/



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