【覚書】親バカ日誌 娘とのデート編
夏休みというのは、どうもnoteと向き合う時間が少なくなる。
ドラマは見ているが、じっくり「書く」作業がなかなかできない。
noteの存在を家族には秘密にしているから余計そうなってしまう。
今月更新しないと連続42ヶ月記録が無くなっちゃいますよ〜と通知が来たので、
毎日更新も毎週更新も諦めどんどんハードルが低くなっている私。
とりあえず、先日の娘とのデートを覚書として残しておきたい。
娘は、息子から4つ離れて生まれ、ずっと「末っ子」として育ててきた。
今や下ができる予定もないので、私にとってはずっと「赤ちゃん」のような
存在として育てている。
しかし、娘ももう高学年なので、「あら、そんなこと思ってたのね」というような
ことがここ最近増えてきた。
いつまでも赤ちゃん扱いしてちゃダメなのねえと反省する。
目下の目標としては一人のレディとして扱うこと、である。
先日、夏休み最後の思い出として買い物に行きたい、と都合のいいことを
言われ、まんまと商業施設へと駆り出された。
夕方には上の子の塾の送迎もあったので、急ぎ目でランチから行こうと
いうことになった。
二人なので全面的に娘の意見が通るランチ選択。
彼女は、まず串カツビュッフェを狙っていたようだが、
いざ行ってみると他の選択肢も考えたくなったようだ。
娘は、食べ物に対する執着がかなり強い。
上の子は「何でもいい」「早く食べられるもの」といった、とにかく食事欲のない
子で、私もそっち派なのだが、
娘は夫に似たのだろう。
串カツと、いろいろビュッフェと、もんじゃ&お好み焼きで迷っていた。
結果、モンジャ&お好み焼きが一番空いていたので、そこに入ることに。
注文も、パパがいる場合は、パパが先にスイスイ決めてしまうので、
自分の好きなものをなかなか頼めないが、娘の好きなものを
自由に頼めるということにテンションを上げる娘。
餅&チーズもんじゃに、オムレツお好み焼き。
「めっちゃ美味しい〜無限に食べられるわ〜」と順調に食べ続ける。
「もう1個頼もうかな〜」と調子に乗っているので、
「とりあえず全部食べてから決めな」と諌める私。
モンジャ焼きを食べたのは初めてだったが、えらく気に入った様子。
食べながら突然、
「ママは好きな音ってある?」と聞いてくる。
突然の謎な質問に、え?え?と戸惑いつつ、
「ふ、風鈴の音とか?」と精一杯綺麗な音を思い浮かべ答える。
「あ〜いいよね!」と娘。
「あと、家の中にいて雨粒が屋根にあたる音とか?」ともうひとつ答えると、
「ママってロマンチック〜!!!」と言われ、
「(娘)はね〜このモンジャ焼きがじゅうじゅう焼ける音が
気に入っちゃった!」と、
おそらくこれが言いたいがための質問であったのだろう回答を出される。
精一杯ロマンチックに答えた私はガックリである。
将来、この子とデートする男子は気をつけたほうがいい。
トラップが張り巡らされている。
そして、やはり全部食べ終えるとお腹いっぱいになったというので
買い物タイムに。
「ウィンドウショッピングしようか」と始めは言っていたくせに、
見始めると「1着ぐらい買ってくれる?セールのものならいい?」に
変わっている。
トラップだ…。
まずは百貨店から見始めたのだが、可愛い、と思って手に取るとまず値札を
みる彼女。
そして、天を仰ぐ。
やめてくれ、恥ずかしいから。
セール価格なら1着ぐらい…と母心としては揺れていたが、
彼女自身が自制しているので、無理に悪魔の囁きをすることも
あるまいと思い、黙っている。
その後、ショッピングモールの方へ移動し、
もう少し手頃な価格帯のところへ移動。
気に入ったものがないとお店を去るのは早いが、
気に入ったものを見つけて買うまでが長い娘。
5軒目ぐらいで気に入ったものがあったらしく、その店内をぐるぐると
30周ぐらい回り始める。
広くない店内でぐるぐるとついて回らされると、若干目が回る。
外で待っていようかなと外のベンチに座っていようものなら、
連れ戻らされる。
そして店内を回りながら、今度はお腹が痛くなってきた娘。
「お、お腹痛い…冷えたかな…」と
トイレへ向かう。
「ついてきて」とご所望され、私はトイレ外で荷物持ち。
それを2往復。
その間、試着も繰り返す。
いいかげん、私も疲れてきたので不機嫌になり
「もうええやん」と言うと、「なんなん!!!」とご機嫌斜めになり
「じゃあ、もういらん!買わんくていい!」と逆ギレされる。
けれど、これまでの彼女の行動パターンから、後で「やっぱり欲しい」と
言うことは目に見えているので、
「どうせ後で欲しいって言うんやから、拗ねる時間が無駄やから
もう今機嫌なおして買ったほうがいいで」と対処。
自分でもわかっているので、もうひと悩みして決めたものは
結局セール品ではない秋もの。
まあね、もう秋だし、新作の方が目に留まるよね。
お買い物を終えて、最後はお茶して帰ることに。
もうお腹は大丈夫なのか聞くと大丈夫とのこと。
お腹のゲリラ豪雨は過ぎ去ったらしい。
時間もないので、持ち帰りにする。
助手席にルンルンで座りマンゴーパッションフラペチーノ?的なものを
飲む娘。
「ママ、貝の水着って何…?」と突然、謎の質問を投入されながらも
無事、本日のデートは終わった。
将来、彼氏ができたらお腹が痛くならないように食べすぎは避けることと、
ストローが鼻に入らないように注意すること、を
娘に伝えたい。
子供の頃、母との二人の時間は、父との時間とはまた違って、
少し特別感があった。
母と二人きりの会話。
時々、話される母の個人的な一面。
母の昔話。
母はとにかく家族優先で好きなものも、食べたいものも
主張しない。
幼い頃、母が会話の中で、自分のことを話すことが特別なことのように
感じていたのか、いくつかのエピソードは
大人になった今も思い出すぐらいに特別な時間として
私の心に刻まれている。
今、娘と過ごす二人の時間も、
もしかしたら、娘の中に残る特別な時間になるのかもしれない。
これから娘とは繰り返し、二人で出かけるだろうし、
きっとその度に、かいも私と母のように会話は繰り返され、
記憶は上書きされていくだろうが、
子どもの頃の会話の一部はなぜか
特別な記憶として、残されていくように思う。
なんてことのない、買い物デートの一部始終だが、
もしかしたら、今日が、彼女にとっての特別な1日になっているかもしれない、
そんなことを思いながら、娘との1日を記録しておきたい。
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