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【ドラマ感想】わかっていても


『ナビレラ』のチェロクに誘われて、先週1話を見てみたのだが、あの美しいチェロクがそのままに、今度は何やらいやらしいというか、妖艶というか恥ずかしいというか…そんな空気を醸し出していて、鼻血が出そうな「わかっていても」。美大に通う子たちの話だし、私とは世界(世代)が違いすぎるし、2話はいいかなあと思っていたのに、1話ずつという手頃さもあいまって…いや、チェロク、いえ、ソン・ガン、いえ、パク・ジェオンの美しさについつい2話を普通に観入ってしまった。


あらすじ

美大に通うナビは、つい最近手痛い失恋をした。もう愛なんて…と思っていた矢先にパクジェオンという同じ美大に通う、それはそれは美しい青年と出会う。お互いに惹かれあっているような空気はあるが、パク・ジェオンは誰にでも愛想がよく、美しく、モテて、しかも特定の相手とは付き合わない主義のよう。ナビは、パクジェオンに惹かれれば惹かれるほど、自分が傷つくとわかっているが、それでも気持ちが止められない。

ソン・ガンあってこそ

ハン・ソヒという主演の女優さん。私は初めましてなのだけど、この子の美しさも見惚れるが、ソン・ガンがナビレラで見せていた美しさそのままに、今度はそのフェロモンを女性相手に見せているから、決して好みのタイプではないのに、ついついみてしまう…

1話を見て、ナビ(蝶!)が最低な男に失恋をして「愛ってなんなんだ…」みたいな状態の時に、パクジェオンと出会う。失恋したばかりで、出会う男が「優しいけれど、不特定多数の女性と恋愛を楽しみたい」という男。そんなん絶対あかんやん、と私なんかは思うのだが。こんな誰にでもいい顔して、すぐに言い寄ってきて、甘い顔と甘い言葉…いやいや罠にも程がある。もし、私が学生時代にこんな男に言い寄られたら…言い寄った先から、他の女にも言い寄られて、みんなにも人気でいざこざが目に見えてたら…絶対、絶対…ついていってしまいそう…。
いやいや、優しいし。特別優しいし。ひどいことするわけじゃない。優しいし。思い遣ってくれるし。ただ、蝶みたいにひらひらとあちこち飛んでいってしまうっていう…
ただ、現実世界として、こんなに美しい子が悪気なく誰とでも親しくして、誰からも好かれる、というのを私は見たことがない。
不特定多数の子と付き合いたい、というような男性は、申し訳ないけど、美しくない。
それなりにかっこいいかもしれないけれど、なんていうか、そこには「汚らしさ」が見える。ような人しか私は見たことがなかった。
「汚らしさ」が見えるような不特定多数と遊びたいんだよ、みたいな男子はそれなりに遊ぶことはできても、やはり真面目な女子には近づかないように思う。
きっと、自分の「汚らしさ」も自覚しているのかもしれない。
次、昔は遊んでいたけれど、一人に決めた、という人はまた魅力を持って映ってくるが、パクジェオンはそうではないのだ。現在進行形で誰をも魅了してしまう。
そんな人は、私は見たことがないのだけれど…。
モテることを自覚している男子は大抵、相手の気持ちに無頓着だが、ソン・ガンは優しいのだ。相手の気持ちに寄り添おうとするのだ。ちょっと純心そうに首を傾げて不安そうに見つめるのだ。
これをソン・ガンが演じていると、主人公ナビに共感できてしまう。
「君は突然壁を作る」なんて寂しそうに言われてしまうと、私が悪かった、と思ってしまっても無理はない。

二話目にしてすっかり、パクジェオンに魅了されてしまった。
こんなはずじゃなかった…とナビと同じ気持ちでいる。

三話目も間違いなく見てしまう。




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