【覚書】我が家のキャンプ事情

我が家にはご立派なテントが一式揃っている。

スノーピークのランドロックとかいうやつ。

多分これ。
「多分これ」というのも、このテントを使用したのは２回ほどなので、あまり記憶が定かではない。購入したのが最近なのか？いいえ。購入はかれこれ5年以上前。５年ほどの間に２回だけ。そら記憶もないわ。

自称「アウトドア好き」の夫が息子をテントに連れて行こうと、購入。
夫はまさしく形から入るタイプで一式自分で揃えたがった。
「世の中にはね、レンタルというものもあるんだよ」と伝えたはずだが、気がついたら購入していた。

初めてのキャンプは家族だけで。
そこでも私は雨女の才能を遺憾無く発揮。
まだ下の子もよちよち歩きぐらいだったので目を離すこともできず、ふりしきる雨の中夫が一人で設営。
大きな大きなテントをあっちに引っ張りこっちに引っ張り、ああでもないこうでもないひっくり返したり、伸ばしたり…元々一人で何かをするのが嫌な夫。汗だくになりながら、ひーひー言っていた。
やっとテントがたったのは夕方。
さらに、夜中雨は本格的になり、すぐよこは川。
危険しか感じない。

夫は明け方、一人でまたテントを解体し始める。（私は意地でも起きない）
そして、朝明るくなってくると子どもたちを起こして早々に出発することに。
雨はどんどん強くなる…

数日後、夫はぎっくり腰を患った。

ぎっくり腰になれば、「テント設営」も怖くなるというもの。
それから数年、テントは我が家の物置で眠ることになる。

２回目はご友人家族と。
そのときは子ども同士遊ばせることもできたので、私も手伝ったものの、なかなか立たない。同じテントをキャンプ場内で見かけたが、なれた人はあっという間に立てていたが、我が家はなんせ２回目。ちっとも立たない。

「これ、初心者には不向きなんじゃない…？」と内心思うものの、一生懸命奮闘し余裕のない夫にそれを言っても仕方なく、またまた雨のふりしきる中、ユーチューブを参考にテント設営に黙々と励む我々。

その時も夕方まで設営にかかったが、ご友人の旦那様が自身のテントはテキパキと設営し終え、さらにテキパキと夕食の準備もやってくださったので、暗い中食事を作る→お腹がすいた→子どもが喚くという前回のような地獄は味合わずに済んだ。感謝しかないのだが、私のせいで雨のキャンプとなってしまい大変申し訳なかった。

そんなこんなで我が家のランドロックが活躍したのは２回ほど。一泊高級ホテル並みのお値段だ。
なんで買ったの…と私は心の底から思うのだけれど、夫はもしかしたらまだ行くかもしれない、と売れずにいる。
私も夫も出不精だし、活躍する気がしないのだが。

子どもの情操教育にキャンプが、とか、虫好きな息子のためにキャンプを…なんて色々思いはするが、我が家にはハードルが高いキャンプ。

なぜなら、私が雨女だから、に他ならない。

#キャンプの話をしよう