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【ドラマ感想】ラケット少年団最終回まで

「ラケット少年団」が今週、最終回を迎えた。毎週訪れる緩やかな時間が気に入って、最後まで追い続けた。

子役の宝庫

このドラマは他のドラマにて「子役」として活躍していた子たちが中心に描かれている。

主人公はまず、我らが「愛の不時着」末っ子ウンドンを演じていたタンジュンサン。かわいいかわいいウンドンが、「俺を誰だと思ってるんだ、ユンヘガンだぞ」と威張るのも可愛らしく、彼の素朴な魅力がでている。少し男らしくなっているのも微笑ましく見える。

ユンへガンの恋のお相手であり、天才バドミントン少女ハンセユンを演じるのはイジェイン。この子は初めて見たが、同時進行で見ていた「賢い医師生活」シーズン1にて外科で頼れる看護師の娘として出演していた。「賢い医師生活」と彼女がSNSで紹介する。イジェインさん。幼い表情、あどけなさがありながら、清潔感があり可愛らしい。

ハンセユンの親友役を演じたのは、イジウォンさん。「あ、悪霊狩猟団の子だ〜」と思っていたら、「いやいや、なんかその前に見覚えが…」。「スカイキャッスル」でハンソビンの強気な次女、イエビンやん!大きな娘さんになって…彼女、すでに演じわけが素晴らしい。一つ一つ違う表情を見せてくれる。

ここでも可愛い表情を見せてれたのは、イヨンデ役のキムガンフンくん。「椿の花咲く頃」でドンベクの可愛い一人息子ピルグを演じていた。

きっと、他の子役の子も色々と活躍されている様子。彼らの成長を見守るのも癒されポイントだった。

名脇役の集結

子ども達を見守る優しい大人達も、他のドラマで観たことのある方がたくさん。
まずヘガンのお母さんに「スカイキャッスル」で何でもあけすけにずけずけものを言う素直で愛らしいお母さんを演じていた、オ・ナラさん。元国家代表の選手で、女子の敏腕コーチ。

村長に、「まぶしくて」で元気なおじいさんを演じていたウヒョンさん。

村の気難しいシン女史には「ボーイフレンド」でパクボゴムの優しいお母さんを演じていたペクジウォンさん。

都会からやってきた夫婦の優しい夫に、チョンミンソンさん。彼も「賢い医師生活」にゲスト出演していた。

他にもたくさん。「俺が主役だ!」というトップスターは出ていないけれど未来のトップスター達とそれを支えるベテラン俳優達が集結している。

最後まで癒されるドラマ

田舎の自然を舞台に、どうしようもない悪人が一人も出てこない最後まで癒してくれるドラマだった。バドミントンというスポーツドラマの要素に、田舎で暮らす素朴な人々の悲喜交交。

「ドラゴン桜」のバドミントンシーンもなかなか良かったと思うが、こちらは本格的にバドミントンドラマに特化しており見応えのある撮り方をしている。

どハマりして最後まで一気見!とまではいかないけれど、暗いドラマや重いドラマの合間に癒してくれる存在だった。
中学生は遠い昔だけれど、所々に挟まれる、親として、周りの大人としての葛藤は中学生達の成長を通して自分をも顧みることができる。
私にも中学生だった時代があった。
子どもたちはこれから中学生を迎える。
この中のどこかにいつも「私」がいる。



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